[ジャカルタ 4日 ロイター] - 東南アジア諸国連合(ASEAN)は4日、インドネシアのジャカルタで外相会議を開いた。インドネシアのルトノ外相は、中国とASEANの一部加盟国が領有権を争う南シナ海の問題について、中国と他の東南アジア諸国との協議を後押しし、紛争防止に向けた行動規範(COC)を最終決定する計画だと述べた。
ルトノ氏は外相会合の閉会式で演説し「インド太平洋に関するASEANの見通しは議論の中心だった」と説明。「COCについても話し合った。COCの交渉をできるだけ早期に終わらせるというASEAN加盟国の取り組みについても話し合った」と述べた。
COCに関する交渉は、一部加盟国が地域のコンセンサスよりも中国との二国間関係を優先したためにここ数年進展していない。
ルトノ氏は、インドネシアは今年COCに関する一連の交渉を主催する準備をしており、最初の交渉は3月に行う予定だと述べた。
ミャンマー情勢については、同国国軍に暴力停止など「5項目の合意」の履行を促すことを再確認した。