[17日 ロイター] - 米中西部ミズーリ州クレイ郡地区検察は17日、間違って玄関先を訪れた黒人少年(16)に発砲したこの家の持ち主であるカンザスシティの白人男性(84)を、第1級暴行罪など2つの重罪容疑で訴追した。
検察によると、少年は13日、兄弟を迎えに行こうとして間違ってこの家を訪れた。白人男性は玄関先に立っていた少年に向けて、ガラスのドア越しに拳銃で2発発砲。弾丸が少年の頭部と腕に当たった。少年は敷居をまたいでおらず、2人が言葉を交わした様子はないという。
クレイ郡地区の検察官は「今回の事件には人種的な要素があったと言える」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。家族によると少年は退院し、傷は治りつつある。
被告の自宅前では17日に黒人少年への発砲に抗議するデモが行われた。
ハリス副大統領はツイッターに「子どもたちが、間違った家の呼び鈴を鳴らしただけで撃たれるという恐怖を感じる世界であってはならない」と投稿した。
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