[7日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は7日夜の演説で、東部と南部の軍部隊の戦闘状況を挙げてロシア占領地奪還作戦で一定の成果を上げたと述べた。
ウクライナは6月に反転攻勢を開始した。5月にロシアに占領された東部の要衝バフムトの奪還に重点を置いている。
ゼレンスキー氏は作戦の詳細には踏み込まず、兵士の奮闘を称えた。
参謀本部の報告書は「バフムトの南で作戦が部分的に成功し、敵陣は退却し、わが軍は足場を強化した」としている。
マリャル国防次官は国営テレビに、先週奪還した南部ザポロジエ州ロボティネから軍が南下していると説明。クリミア半島と東部のロシア占領地域間にロシアが設置した陸橋を切断しようとしている南部戦線で「事態は急速に進展している」と述べた。
一方、ロシア国防省の戦況報告書は、バフムトの南の村付近でウクライナ軍の攻撃を9回撃退したと述べた。