Nidhi Verma
[11日 ロイター] - 20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の次期議長国を務めるブラジルのルラ大統領は11日、ロシアのプーチン大統領が来年のサミットに出席した場合、逮捕するかどうかはブラジルの司法当局が判断することだと述べた。プーチン氏には国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ている。
週末にG20サミットが開催されたインドの首都ニューデリーで記者団に語った。「もしプーチン氏が参加すると決めたら、(逮捕するかどうかを)判断するのは司法であり、政府ではない」と述べた。
9日のニュース番組「First Post」とのインタビューでは、プーチン氏がリオデジャネイロサミットに出席しても逮捕されることは「あり得ない」と語っていた。
また、ルラ氏は11日、米国、中国、インドなどの国々がICCに加盟していない現状では、加盟を見直す必要があるとも発言。「米印中がなぜICC条約に署名しなかったのか、そしてなぜわが国が署名したのかを知りたい」と語った。
ブラジルはICC創設につながった「ローマ規程」の締約国。
インドは10日、G20サミットの閉幕式で、議長国をブラジルに引き継いだ。