[グアテマラ市 12日 ロイター] - 中米グアテマラのベルナルド・アレバロ次期大統領は12日、政権移行作業への参加を一時停止したことを会見で明らかにした。
検察は同日、選挙法廷が運営する施設を捜索。アレバロ氏は検察が先月の大統領選での自身の勝利を捜査しており、クーデターの試みの一環だと主張。捜索は「選挙目的のあからさまな権限乱用」で憲法違反だと訴えている。
同氏は「必要な制度的・政治的条件が再び確立されれば」政権移行作業に再び参加すると述べた。
米州機構(OAS)は同日、捜索は選挙法違反であり「極めて懸念している」と表明。検察が選挙機関と有権者を脅す戦略を強化しているとの認識を示した。
アレバロ氏は反汚職を訴えて先月20日の大統領選で勝利したが、検察は同氏の政党である「セミージャ運動」の資格停止を示唆。国際的な反発を招いている。