[ハノイ 13日 ロイター] - 米国家安全保障会議(NSC)でインド太平洋担当ディレクターを務めるミラ・ラップ・フーパー氏は13日、米国とベトナムの外交関係の格上げは中国に対する冷戦の動きではないと語った。
ベトナムと米国は10日、外交関係を関係を最上位に引き上げた。これを受け、中国外務省の報道官は11日、米国に「覇権主義と冷戦思考の放棄」を求めてた。
ラップ・フーパー氏は記者会見で、関係格上げについて「冷戦の動きだとも、ベトナムと中国のどちらかを選ぶものだとも思わない」と述べた。
また、格上げされたベトナムとの関係はダイナミックかつオープンで包括的なパートナーシップで、ベトナムとその技術、経済、開発面での目標を支援することを意図していると説明。「自由で開かれたインド太平洋、自由で開かれた南シナ海における私たちが共有する繁栄、共有の安全保障、共有の利益という観点で、この関係は本質的な価値を持っている」と述べた。