[クアラルンプール 23日 ロイター] - マレーシアのアンワル首相は23日に放送された米CNNのインタビューで、中国が南シナ海の領有権を巡り東南アジア諸国と交渉を継続し、緊張を高めるような行動は控えると確約したことを明らかにした。
中国政府が先月、領土や領海を示す最新の地図を公表した後に李強首相が確約したという。最新地図で同国は南シナ海で領有権を主張する範囲を拡大させたとみられる。
アンワル氏によると、李氏は中国が交渉を継続し、「地域の友人との不和を引き起こしたり爆発させたりするような行動」は取らないと「明確かつ断定的」に述べた。
アンワル氏は、中国が台湾を自国の一部と主張し緊張が高まっていることをマレーシアは引き続き懸念しているとし、地域に影響しかねない「不要な挑発」を双方が回避する必要があると述べた。