[北京 28日 ロイター] - 中国国営の新華社通信は28日、台湾海峡に面した福建省の海岸沿いを走り、国内初の海をまたぐ高速鉄道が正式に開通したと伝えた。
「福厦高速鉄道」は福建省の省都である福州から厦門(アモイ)、ショウ州を結び、全長277キロ。新華社が中国鉄道運営会社である中国国家鉄路集団の話を基に伝えたところによると、3つの湾にかかった橋を横断し、最高時速は350キロに達する。
福州と、経済の中心地で人気の観光地でもあるアモイ間の所要時間は1時間未満となる。
2022年までに、中国の高速鉄道営業距離は4万2000キロに達した。同年6月時点で時速350キロによる常態化運行が実施されている高速鉄道の長さは3200キロ近くとなった。