Andrew Gray
[グラナダ(スペイン) 5日 ロイター] - ロシアのウクライナ侵攻を受けて昨年設立された40カ国以上から成る協力促進フォーラム「欧州政治共同体(EPC)」の首脳会議が5日、スペインのグラナダで開催される。ウクライナのゼレンスキー大統領も出席するとみられる。
バイデン米大統領が議会における共和党内の内紛がウクライナ支援に支障を来すことを懸念する中、欧州の首脳はゼレンスキー氏に長期的な支援を確約する見通しだ。
安全上の理由からゼレンスキー氏の出席は事前に発表されていないが、関係筋によると、同氏は首脳会議に参加し、防空システムなど緊急に必要な軍事支援を求める機会になりそうだ。
ゼレンスキー氏は4日夜のビデオメッセージで「国際的な活動を集中的に準備している。今週と来週はウクライナにとって生産的なものになるはずだ」と述べた。
首脳会議の公式議題は輸送、エネルギー、人工知能(AI)などとなっているが、傍らではアゼルバイジャンとアルメニア間、セルビアとコソボ間の各危機についても活発に話し合われる見込み。