Nathan Frandino
[サンフランシスコ 9日 ロイター] - 米サンフランシスコ市警察当局は9日、中国総領事館のビザ(査証)発給ロビーに車が突っ込み、運転手は警官により射殺されたと発表した。
運転手の身元や動機は現時点では不明としている。ほかに負傷者が出たとの言及はない。
市警察の報道官は記者会見で「警察官が現場に到着したところ、車両は総領事館のロビーで停止していた。警察官が容疑者と接触し銃撃が発生した」と述べた。 容疑者は病院で死亡が確認されたという。
警察は国務省の捜査当局と調整していると述べ「現時点で提供できる情報はほとんどない」と話した。
米サンフランシスコ中国総領事館は「正体不明の人物が総領事館のホールに車で侵入し、現場の職員と人々の安全に深刻な脅威を与え、施設に重大な損害を与えた」との声明を発表した。
「われわれはこの暴力的な攻撃を非難し、事件の責任を追及する権利を留保する」とした。米国側には厳正な申し入れを行ったという。