[10日 ロイター] - ミャンマー北部カチン州で9日夜、中国との国境近くの難民キャンプに砲撃があり、女性や子どもを含む少なくとも29人が死亡した。地元メディアの報道や関係筋の情報で10日に分かった。
砲撃を受けたのは少数民族武装勢力のカチン独立軍(KIA)の拠点から5キロほど離れた難民キャンプ。
カチンのメディアは30人が死亡したと伝え、国軍が砲撃したと主張した。ロイターは死者数を独自に確認できていない。国軍やKIAの報道官のコメントも得られていない。
地元市民団体の活動家は現地の病院の情報として、29人が死亡し59人が負傷したとし、「村は完全に破壊され消滅した」と語った。
ミャンマーでは2021年のクーデター後、複数の地域で少数民族武装勢力や民主派が国軍と衝突している。