[ドーハ/エルサレム 28日 ロイター] - イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突を巡り、中東のカタールが仲介役として進める交渉は28日も続いた。関係筋がロイターに明らかにした。
交渉は決裂していないが、情勢が緊迫化する前の27日夜よりも「はるかに遅いペース」で行われているという。
カタールは和平を促進し、イスラム組織ハマスや他の武装組織がガザで拘束している200人以上の人質を解放するため、ハマス幹部やイスラエルと対話し、約3週間にわたり水面下で交渉してきた。
先週には米国人2人とイスラエルの高齢女性2人の解放を実現した。
カタールは中東湾岸の小国だが、野心的な外交政策目標を掲げており、エネルギー資源が豊富な投資大国。ハマスはドーハに事務所を構えており、カタール当局者はハマスと直接接触している。