[ニューデリー 6日 ロイター] - インドの首都ニューデリーは来週、自動車の市内への乗り入れ制限を実施する。大気の質が3日連続で危険な水準となったため。
デリー首都圏政府(州政府に相当)は12日のヒンズー教の祭典ディワリで、禁止されているにもかかわらず爆竹が鳴らされ、大気汚染レベルが上昇すると予想。13─20日にかけてナンバープレートを奇数と偶数に分けて車両の市内への乗り入れを規制する。
連邦公害規制当局は5日に首都圏における公共事業の建設工事の禁止とニューデリーへのトラックなど大型車両の乗り入れ規制を実施済み。
ニューデリーは世界で大気汚染が最も深刻な都市の1つ。毎年冬の到来前には穏やかな風と低い気温により、自動車、工場、建設現場、近隣での野焼きなどで発生した大気汚染物質がニューデリーにとどまる。
6日には濃いスモッグが市の中心部を覆い、近隣でも視界が悪化し、市当局は小学校の休校を10日まで延長した。