Nandita Bose Valerie Volcovici
[ドバイ 2日 ロイター] - ハリス米副大統領は2日、第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP28)で、米国が「緑の気候基金」に30億ドルを追加拠出する方針を表明した。
同基金は途上国の気候変動対策支援を目的とした世界最大の国際基金で、これまで200億ドルの拠出表明がなされている。
米国の追加資金の拠出には議会の承認が必要となる。
同基金は先月、これまでに確保した資金は約93億ドルにとどまっていることを明らかにした。
国連によると、2030年までに途上国が気候変動に適用していくために毎年必要となる資金は約2500億ドルに上ると推計されている。
同基金は、クリーンエネルギーへの移行を支援するプロジェクトにも資金を提供している。