Alexander Tanas
[キシナウ 15日 ロイター] - 旧ソ連モルドバの当局は15日、ロシアからの市民権取得申請が急増しており、対応が困難になっていると明らかにした。
モルドバの市民権に関する事務手続きを担当する機関は政府に対し、市民権申請を審査する期間を現行の20日から6カ月に延長するよう要請した。
当局は、ロシアのウクライナ侵攻に伴う地政学情勢により、モルドバの市民権を取得しようとする人が増えたと説明した。
当局によると、市民権申請者の70%はロシア人、20%はウクライナ人となっている。ただ申請者の人数は明らかにしなかった。
欧州寄りのモルドバ政府は、2022年のロシアによるウクライナ侵攻を非難している。