Panu Wongcha-um
[バンコク 6日 ロイター] - タイ政府高官は6日、タイが主導するミャンマーへの新たな人道支援が同国の対立勢力間の対話につながることを期待していると述べた。
東南アジア諸国連合(ASEAN)は先週開いた外相会合で、タイとミャンマー赤十字が協力してミャンマー国民に支援物資を届ける計画を承認した。
タイ外務省高官のシハサック・プアンゲッゲオ氏は、物資を届けるため今月中にミャンマーとの国境付近に人道回廊を設けると明らかにした。
ミャンマーの和平に向けたASEANの取り組みを増強するもので、最終的な目的は紛争の収束と対話チャネルを確立することだと説明した。
タイ主導のこの計画により軍事政権、少数民族武装勢力、民主派組織「国民統一政府(NUG)」の間で協議が始まる可能性があるとし、「遅くても今年半ばまでには何らかの対話が始まるはずだ」と期待を示した。