Tim Reid
[8日 ロイター] - エジソン・リサーチによると、11月の米大統領選で共和党の候補指名が有力視されるトランプ前大統領はネバダ州で8日に開かれた党員集会で勝利を確実にし、指名獲得にまた一歩前進した。
トランプ氏は主要候補の中で唯一同州の党員集会に参加。州で配分される代議員26人全員を獲得する見通し。
ラスベガスで支持者に対し「ネバダ州の偉大な人々に感謝したい」と述べた。
トランプ氏はネバダ州に発つ前、西部コロラド州の最高裁が昨年にトランプ氏の同州予備選への参加を認めない判決を下したことについて、「民主党によるさらなる選挙介入だ」と記者団に語った。
トランプ氏はまた、同日に米領バージン諸島で開かれた党員集会でも圧勝し、4人の代議員を獲得した。トランプ氏は総投票数246票の74%に相当する182票を獲得、対抗馬として残っているヘイリー元国連大使の得票率は26%(64票)だった。
トランプ氏は先月にアイオワ州で開かれた共和党の候補者選び初戦とニューハンプシャー州の第2戦の両方で勝利を収めた。
選挙戦からの撤退を否定しているヘイリー氏は、かつて知事を務めたサウスカロライナ州で24日に開催される予備選に照準を定めている。
同氏はネバダ州で6日に開かれた共和予備選に登録。州共和党委員会は予備選ではなく党員集会の結果に基づき代議員を配分することを決めていた。