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メキシコで大規模デモ、大統領の選挙機構改革に反対

発行済 2024-02-19 11:55
更新済 2024-02-19 12:11
© Reuters.  2月18日、メキシコ市で18日、ロペスオブラドール大統領が掲げる選挙機構改革に反対する大規模なデモが行われた。写真はデモ行進する人々。メキシコのメキシコシティ で撮影(

Kylie Madry

[メキシコ市 18日 ロイター] - メキシコ市で18日、ロペスオブラドール大統領が掲げる選挙機構改革に反対する大規模なデモが行われた。大統領が国家選挙機構(INE)の再編を盛り込んだ憲法改正案を議会に提出したことを受け、デモ参加者は大統領がINEの弱体化を図っていると非難し、INEを「守る」よう訴えた。

主催者側の発表では、デモ参加者は70万人と、ロペスオブラドール政権に対するデモとしては最大級の規模。メキシコ市側は、参加者は9万人と推計している。

大統領の改革案では、INEを廃止して国家選挙・協議機構に改編し、地方の選挙機構を引き継ぐとともに、カウンセラーの人数を減らすほか、選挙管理委員は投票によって選ばれるよう義務付ける。

INEの元責任者、ロレンツォ・コルドバ氏は「当局は(独立性を備えた機構を)排除して支配下に置く、もしくは乗っ取ることを目指している」と指摘。「われわれは、これらの組織が激しく攻撃されるのを目の当たりにしてきた」と述べた。

ロペスオブラドール氏は、憲法改正案が6月大統領選を控えた議論に影響を及ぼすことになると明言。与党の国家再生運動(MORENA)は大統領候補にシェインバウム前メキシコ市長を擁立することを決めている。

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