Guy Faulconbridge Lidia Kelly
[モスクワ 19日 ロイター] - ロシア国防省は19日、軍がウクライナ東部ドネツク州の要衝アブデーフカのコークス工場を完全に掌握したと発表した。
ロシアは18日にアブデーフカを制圧したと発表したが、コークス工場にはなおウクライナ軍部隊が残っているとしていた。
同省は「工場の管理棟にロシア国旗が掲げられた」と表明。工場とみられる場所で爆発が起きている様子を映したビデオも公開した。
ロシア軍は1000キロに及ぶ前線の当該部分で約9キロ前進したという。
ロシア国営テレビは、コークス工場を含むアブデーフカでウクライナ国旗が降ろされ、ロシア国旗が掲げられる様子を映した。
ウクライナ政府からは今のところコメントは出ていない。
ロシアによる侵攻前、アブデーフカのコークス工場は欧州最大級の規模を誇っていた。