メロン銀行王朝の保守派大富豪ティモシー・メロン氏が、ドナルド・トランプ前大統領の現職大統領選挙キャンペーンを支援するスーパーPACに5000万ドルを寄付した。この政治活動委員会MAGA Incは、来たる11月の大統領選挙に向けて、現職のジョー・バイデン大統領に対するトランプ氏の立候補を宣伝するテレビ広告への支出を大幅に増やした。
MAGA社が最近連邦選挙委員会に提出した書類から、先月6800万ドル以上の寄付を受けたことが明らかになった。これらの資金の大部分はメロンから提供されたもので、さらに1000万ドルがユーラインの創業者で億万長者のリズ・ユーラインとディック・ユーラインから提供された。
ワイオミング州在住の個人事業主で、操縦を趣味とし、さまざまな運輸会社を率いるメロン氏は、トランプ氏の選挙キャンペーンに多額の支援を提供しているが、独立系大統領候補ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏にも大口献金を行っている。 メロン氏は、ケネディ氏の独立出馬を支援するスーパーPAC「アメリカン・バリューズ」に少なくとも2000万ドルを献金している。
ケネディの選挙運動には以前から献金していたにもかかわらず、親ケネディのスーパーPACは先月、献金が激減し、総額約28万ドルとなり、メロンからの資金提供はなかったと報告している。この変化は、メロンが現在、大統領選でのトランプ支持に注力していることを示している。
フォーブス誌によれば、ティモシーを有力メンバーの一人とするメロン一族は推定141億ドルの資産を保有している。大統領選が近づくにつれ、彼らの財界への影響力は政治情勢において重要な役割を果たし続けている。
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