■ジリ高にもかかわらず「貸株」多く買い戻し入りやすいとの見方も
キヤノン<7751>(東証プライム)は8月19日、一段高となり、午前10時過ぎに3513.0円(56.0円高)まで上げて2018年10月以来、約4年ぶりに3500円台を回復している。7月下旬に四半期決算を発表した直後は軟化したが、8月5日に自己株式の取得(自社株買い)を発表し、翌日に大きく上げてから出直りのピッチが強まっている。
今朝は、NY市場で18日に上げたことに加え、株価がジリ高傾向にもかかわらず日証金残高をみると実質的な売り手に当たる「貸株」が多いため、買い戻しの買い注文が入りやすいとの見方も出ている。
自社株買いは、取得上限株数18000万株(自己株式を除く発行済株式総数に対する割合1.7%)、取得総額500億円を上限に、2022年8月8日から同年10月18日まで実施する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)