サイバーマンデー特売。最大60%引きInvestingPro特別セールを請求する

ウクライナ軍、遠方からロシア軍攻撃 前線から離れた場所で爆発相次ぐ

発行済 2022-08-20 06:19
更新済 2022-08-20 06:28
© Reuters. ロシア軍が制圧しているウクライナ領の前線から離れた場所で19日にかけて爆発が相次ぎ、ロシア軍の供給ルートを遠方から攻撃するウクライナ軍の能力が高まっている可能性があること

[キーウ(キエフ) 19日 ロイター] - ロシア軍が制圧しているウクライナ領の前線から離れた場所で19日にかけて爆発が相次ぎ、ロシア軍の供給ルートを遠方から攻撃するウクライナ軍の能力が高まっている可能性があることが示された。

ロシアが2014年に併合したクリミア半島では、セバストポリの北にあるロシア軍のベルベク空軍基地付近で爆発が発生。セバストポリにはロシア黒海艦隊の本部が置かれている。

クリミア半島の反対側にあるケルチでも巨大な炎が上がった。ケルチにはロシアとクリミア半島を結ぶ巨大な橋がある。

このほか、ロシア国内ではベルゴロド州の弾薬庫で爆発があり、近隣の村落2つの住民が避難した。ベルゴロド州はウクライナとの国境に近いが、ウクライナ軍が支配する地域からは100キロ以上離れている。

ロシアのタス通信とロシア通信(RIA)はクリミア当局者の話として、19日夜にクリミア西部のイェウパトーリヤ港付近でロシア軍の対空部隊が活動していたと報じた。ロシアのウェブサイトに掲載された動画には、地対空ミサイルのようなものが空中の目標に命中している様子が映っている。ロイターはこの映像の真偽を確認できていない。

© Reuters. ロシア軍が制圧しているウクライナ領の前線から離れた場所で19日にかけて爆発が相次ぎ、ロシア軍の供給ルートを遠方から攻撃するウクライナ軍の能力が高まっている可能性があることが示された。(2022年 ロイター)

これに対し欧米当局者は19日、爆発のうち何件かはウクライナ軍による攻撃だったとし、ウクライナ軍は現在は前線から遠く離れた地域を攻撃できるようになっていると指摘。ウクライナは、前線の奥深くまで攻撃できるようになったことで戦闘の流れが変わること望んでいる。

ウクライナ当局者は、クリミアで発生した爆発の約半分はウクライナ軍による攻撃だったとしている。ただ、ウクライナが「陸軍戦術ミサイルシステム(ATACMS)」を保有しているかについては明らかにしなかった。ATACMSはウクライナが6月に使用を開始した高機動ロケット砲システム「ハイマース」よりも射程が長い。

クリミア半島ではこれまでも軍用飛行場などで爆発が発生。西側当局者は19日、クリミア半島ノボフェドロフカ付近のサキ軍用飛行場で9日に起きた爆発で、ロシア黒海艦隊の海軍航空戦闘機の半数以上が使用不能になったとの見方を示した。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます