[22日 ロイター] - 米クリーブランド地区連銀のメスター総裁は22日、連邦準備理事会(FRB)の利上げペースについて、「計画的」なアプローチを望むと述べ、インフレ抑制にFRBがより大きな幅での利上げを行うとの市場の観測を退けた。
メスター総裁はCNBCに対し「経済の現状を踏まえ、年末までに金利水準を2.5%近辺にするために、5月に50ベーシスポイント(bp)、その後にあと数回の利上げを実施することを現時点で支持する」と述べた。
メスター総裁が考える中立金利は2.5%近辺。その時点で経済とインフレ動向を見極めた上で、利上げを停止するか、継続するか決定すればよいとの考えを示した。
75bpの利上げを支持するかとの質問に対し「現時点でそこまでする必要はない」と回答。「大幅な動きを決定することは正しい方法とは思えない」とし、慎重に対応する姿勢を示した。