長期的な下落トレンドは解消されていませんが、
昨日の反発によって少し変化が現れました。
まずは、3月以降に形成されたネックラインの上抜け。
3月から何度か高値を形成し、
4月にネックラインを割り込む流れでしたが、
昨日の反発によって再びネックラインを超えてきました。
そのため、1.07~1.10のレンジに転換する可能性を
想定しておく必要があるでしょう。
次に、25日移動平均線が上向きに変化しつつある事。
これは、昨年7月以降の下落から見られない現象なので、
このまま上昇が続いた場合、下落一服となる可能性があります。
10時50分の時点では、
25日移動平均線で上値を抑えられていますが、
流れの転換には十分に注意しましょう。
以上の事から、今は方向感を見極める時なので、
無理に売り買いするような相場でないと考えています。
【ユーロドル 4時間足チャート】
【ユーロドル 日足チャート】
もちろん、25日移動平均線の傾きは、
価格の変化によるものなので、今日再び下落に転じた場合、
線の傾きが再び下になる可能性があります。
そして、ネックラインも再び下抜けて、
下落相場へ元通りという事もありますので、
見極めにはもうしばらく時間が必要でしょう。
少なくとも、昨日の反発によって
トレンドに変化が表れてきた事は確かなので、
今は注意期間として動向を見守りたいと思います。
あくまで数多くの見方の一つに過ぎませんが
少しでも参考になれば幸いです。