💎 すべての市場で隠れている割安株をお示しします始めましょう

リスク回避のドル高/円高も

発行済 2014-12-16 08:57
更新済 2023-07-09 19:32
< Market Overview-FOMCと経済指標にらみの一日>

FOMCの動向を見極めたいとの思惑から、本日はレンジ相場の一日を想定したい。ただ、リスク要因として注視すべきは米金利の動向だろう。グローバル株式市場が不安定化しているタイミングで、イエレンFRBのタカ派スタンス転換に対する警戒感を背景に米金利の反発基調が継続すれば、投資家のリスクセンチメントをさらに悪化させよう。グローバル株式市場での不安定化が継続すれば、外為市場では円高が進行しよう。ドル相場は、上述した通り「リスク回避のドル高」を想定したい。

一方、本日はアジア時間より経済指標にも注目したい。日本時間10時45分に中国の HSBC製造業購買担当者景気指数(12月、PMI)速報値が発表される。株安の中、同国の景気減速を示す内容となれば豪ドル相場の圧迫要因となろう。

欧州時間は欧州各国の製造業&サービス部門購買担当者景気指数(12月、PMI、速報値)と独ZEW景況感調査(期待指数)に注目したい。総じて前回よりも改善の見通しとなっているが、ドルロングの調整が継続する中、市場予想以上の内容が続けばユーロドルは1.2500に向け反発しよう。だが、欧州中央銀行(ECB)の緩和強化が意識される状況下ではユーロ買いは限定的となろう。

NY時間は米住宅関連指標に注目が集まろう。住宅市場の改善傾向が確認されれば、米株の反発要因となろう。米金利への低下圧力も後退することでドル高優勢の展開を想定したい。ただ、FOMCの動向を見極めるまでは上下に大きく振れる可能性は低いだろう。

<Today’s Chart>- ドル円日足チャート

ドル円 
レジスタンス
119.57:一目/転換線(15日現在)
119.00:レジスタンスポイント

サポート
117.00:サポートポイント
116.80:短期サポートライン

グローバル株式市場の不安定化は継続。よって、本日も円高リスクを警戒したい。目先の焦点は、10月15日安値105.20を起点とした短期サポートラインの攻防だろう。
今日現在、ビッドが観測されている117.00下の116.80前後まで上昇している。このラインをも下方ブレイクした場合、株式市場がさらに不安定化している可能性が高い。よって、さらなる円買いを想定し、次のサポートポイントとして121.86からの38.20%戻し115.50レベルまでの円高を警戒したい。上値は転換線(緑ライン)の突破が焦点となろう。
尚、朝方のオーダー状況を確認すると、119.25から119.50レベルにかけてはオファーが観測されている。117.50から117.00にかけてはビッドが断続的に並んでいる。

http://jp.investing.com/upload_images/testImg200010273.png

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます