いくつかのファンダメンタル要素が小型株によい影響を与えている。アメリカの小型株指数である Russell 2000 の需要は供給を上回り、今後も上昇が見込まれている。
S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスのデータによると、小型株は大型株のパフォーマンスを8年間上回っているという。先月、同社のマネージングディレクターと米国株式部門ヘッドであるJodie Gunzberg氏によると:
「過去4ヶ月、中小企業は大企業を10.1%上回っている。これは、毎年の前半において歴史上5番目の小型株プレミアムになっている」
投資家たちは、小型株に注目し始めている。これらは世界的な経済不安の防衛策として、米ドルに資金が流れている理由と同じである。
貿易摩擦の中アメリカは成長を輸出に頼らず、米国株はアドバンテージを得てきた。ドル高は海外の売り上げを苦しめたが、米国内の需要には影響がなかった。
内需銘柄にとっては、ドル高の影響により原料が安くなるという恩恵があった。中小企業は、大企業に比べて減税されることで有利であったり、トランプ政権による規制緩和による利点があった。中小企業はの売上高のほとんどは米国内市場からである。
この減税は、大企業によるM&Aを通しての国内の会社への投資の動機をつけさせた。よって、投資先の中小企業の株価は大きく上昇している。
これらの好環境により、小型株の上昇が続くだろうか?
Russell 2000の価格は、上昇三角持合いを形成している。1700を超える上抜けは、ドミノエフェクトや、ショートポジションのロスカットにより、さらなる上昇を引き起こされると予想される。
トレード戦略
慎重なトレーダーは、騙し上げをのリスクを防ぐため、3%の上抜けまで待つべきだろう。そして、リターンムーブ(戻し)の後、大陽線が来ることにより上昇トレンドを確認する。
一般トレーダーは2%の上抜け、リターンムーブ(戻し)の後でエントリーするべきだ。しかし、トレンドの確認まで待つ必要はない。
積極的なトレーダーは、1%の上抜け後、三角持合いの上限よりしたにストップロスを置き、リスクを許容した上でロングエントリーするだろう。
トレード例
これは上にあげた、どのリスクレベル(トレーダー例)にも適用できる。リスクは、エントリーポイント自体ではなく、エントリー前の値動きによってきまる。
- エントリー: 1,710
- 損切り: 1,700 心理的にキリのいい数字
- 損切り幅: 10 points
- 目標価格: 1,785, チャートパターン上の高値
- 利確幅: 85
- リスクリワードレシオ: 1:8