FAANG株は、最高値から20%の下落をしたことにより弱気相場入りしたと言える。
アップル株(Apple)(NASDAQ:AAPL)の下落は、複合的なトリガーによって引き起こされている。
- iPhoneの売上への懸念がピークになっている。
- 消費者データを考慮すると、スマートフォンの売上低迷に対するアップルの販売価格引き上げ戦略に対して疑問がある。
- アップルのハードウェアからサービス業への転換はまだ功を奏していない。
- アップルは米中間の通商問題の被害を受けている。
これらの懸念が、引き続きアップル株への圧力となるかが焦点である。また、アップルの2016年の底値以来の上昇トレンドの調整として24%まで株価が下落することによって反発が起きるかどうかが重要だろう。
中期的には下降トレンドであるが、長期的にはまだ上昇トレンドである。
アップル株は、リスクリワードの観点でとても魅力的な株価になっている。現在のところ、週足のローソクは逆ハンマー(上ヒゲ陰線)を形成しており、最低限週明け、できたら週末の終値が続伸することによって、上昇トレンドを確認することができるだろう。
トレード戦略
慎重なトレーダーは、中期的な上昇トレンドができ、長期トレンドが再び形成されるのを待ってからロングエントリー。または、下降基調のピーク&トロウ(山と谷)が形成されれば、長期的に下降トレンドに転換するとみてショートエントリー。
一般トレーダーは、来週に上昇して現在の逆ハンマーの転換が有効であるか確かめてからロングエントリー。もし今週に逆ハンマーが崩れてしまったら、今週の高値を超えることを待つことは推薦しない。
積極的なトレーダーは、現在ロング・ポジションを取ることができるだろう。
トレード例
- エントリー: $177
- 損切り: $175, 心理的にキリがいい数字であり、上昇トレンドラインより下である
- 損切り幅: $2
- 目標価格: $185
- 利確幅: $8
- リスクリワードレシオ: 1:4