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チャート分析:S&P 500終値は14ヶ月ぶり安値、景気減速懸念を受けて

発行済 2018-12-18 16:01
更新済 2020-09-02 15:05

金曜日のS&P 500の終値は3月2日以来の最安値の水準となった。また、投資家は中国の貿易摩擦を解消しようとする動きよりも、中国の低下している経済指標に注目していた。

米国のGDP3分の2を左右する小売売上高は予想以上に成長しており、これは堅調な消費者信頼感指数に加え、低い失業率と上昇している平均時給によって支えられている。

米インデックスの投資家が、米国の堅調な経済指標よりも中国の経済指標を重視しているのならば、これは米国市場にとって良くない兆候である。数ヶ月前の悪い経済指標があっても楽観的だった相場とは対象的である。

S&P 500 日足チャート

先週の取引終了時、 S&P 500は2018年はじめ以来の最安値を記録した。同時にレンジ(上図:2本の線の下の線)を下抜けしており、下落が加速すると考えられる。

200日移動平均線は50日移動平均線を下回ってデットクロスを形成しており、これは弱気相場を表している。また、MACDも短期移動平均線が長期移動平均線を下回って売りのタイミングを示している。

だが、ベアトラップには注意だ。下抜けはまだ2%であり、反発しトレンドを再びテストする可能性がある。

トレード戦略 - ショートポジション準備

保守的なトレーダーは、ベアトラップを避けるために、3%の下抜けがあるまで待とう。そして、リターンムーブ(戻し)の後で、大陰線によってトレンドが確定するまで待とう。

トレード例:

  • エントリー: 2590
  • 損切り: 2600
  • 損切り幅: 10ポイント
  • 目標価格: 2530 (2月の最安値)
  • 利確幅: 60ポイント
  • リスクリワードレイシオ: 1:3

一般トレーダーは、レンジから最低2%の下抜けを待とう。そして、リターンムーブによって良いショートエントリーを待つ。しかし、再びレンジに戻るかどうかを待つ必要はない。

トレード例:

  • エントリー: 2660、2%の下抜けで2590に達した後
  • 損切り: 2680
  • 損切り幅: 20ポイント
  • 目標価格: 2600 (ハンマーより上)
  • 利確幅: 60ポイント
  • リスクリワードレイシオ: 1:3

積極的なトレーダーは、今ショートしてもいいかもしれない。

トレード例:

  • エントリー: 2600
  • 損切り: 2620
  • 損切り幅: 20ポイント
  • 目標価格: 2540、(2月の最安値より上)
  • 利確幅: 60ポイント

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