
ヨーロッパ最大の銀行となっているHSBCホールディングス(LON:HSBA)は19日の決算で、2018年の通期売上高は126億ドルと発表した。これは市場予想の137億ドルから約8%低く、株価はロンドン株式市場で約4%下落した。
HSBCのこの決算結果は、同社のトレーディング、リテール・バンキング、ウェルス・マネジメント部門の事業縮小や、米中貿易戦争や英国ブレクジットによる経済低迷の影響がある。
同社のジョン・フリントCEOは、第4四半期は「厳しかった」と語り、同社は「世界経済に対するリスクは昨年の同時期より高まっている」と述べている。
またファンダメンタルに加えて、テクニカル的にも同社は今後悲観的にならざるを得ないことがチャートから窺える。
HSBC株は、2017年の2月から2018年の10月にかけて大きなヘッド&ショルダーを形成した(上図:H=ヘッド、S=ショルダー)。10月下旬のヘッド&ショルダーからの下落によって、ネックラインから約10%の下抜けとなった。
一方で、50WMA(上図:緑)は100日WMA(上図:青)を下抜けし、下降トレンドに傾いていることが窺える。さらに、移動平均線の位置は、ヘッド&ショルダーのネックラインの上に位置する抵抗ラインとなっている。
下抜けした後のリターンムーブでは、ネックラインを上抜けすることはできなかった。それ以来、ネックラインの上限と、200WMA(上図:赤)の下限の間のレンジで取引されている。2018年1月の800からの下降トレンドの中で、三角持ち合いを形成している。
この三角持ち合いでの上値の固さは、今後の上昇に期待できなそうである。現在の相場は下方トレンドのバイアスがかかっており、ネックライン・50WMAと100WMAの抵抗がHSBC株の上昇を抑えている。
また、この三角持ち合いの下抜けは200WMAの下抜けを意味し、2015年後半の高値である500中盤まで下落する可能性がある。
慎重なトレーダーは、現在の三角持ち合いから3%の下抜けが来るまで待とう。リターンムーブで持ち合いまで戻らないことを確認し、その後の大陰線でショートエントリー。
一般トレーダーは、三角持ち合いから2%の下抜けを待つ、そしてリターンムーブでエントリー。大陰線を待つ必要はない。
積極的なトレーダーは、終値が11月5日の安値(上図:ドット線)628を下回ったらショートエントリー。
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