🏃 ブラックフライデーセールを早く利用して、最大55%引きでInvestingProを今すぐ!特別セールを請求する

2019年に予想外の値上がりを見せた3銘柄

発行済 2019-12-24 16:58
更新済 2023-07-09 19:31
AAPL
-
AMZN
-
GE
-
NFLX
-
TSLA
-
META
-

2019年の株式市場は、予想に反する値動きを多々見せてきた。今夏には、景気後退を示す逆イールドが発生したものの、経済は依然として堅調であり、株式市場は大きく値を上げた。

以下は、2019年に様々な困難に直面したにも関わらず、株価が堅調な3銘柄である。

1.テスラ

テスラ (NASDAQ:TSLA)は10月、イーロン・マスクCEOによる多くの失敗を乗り越えて、弱気相場を打ち破った。20日の同株は、史上最高値となる405.59ドルで終値を迎えた。10月23日に堅調な7-9月期決算を報告して以降、約55%高となっている。

マスク氏による非上場化のツイートや規制当局との紛糾、約束の反故など、様々な暴挙にも関わらず、7-9月期決算は市場から好感された。マスク氏はテスラにとってお荷物なのかもしれない。

テスラ週足チャート

7-9月期決算では、EPSが1.86ドルとなり、最も楽観的な予想であるマイナス0.24ドルを大きく上回った。

また、クロスオーバータイプのEVである「モデルY」が当初の生産計画よりも前倒しとなることが発表された。テスラは目標株価である293ドルを大きく上回っている。

2.ゼネラル・エレクトリック

ゼネラル・エレクトリック (NYSE:GE)は転換戦略を打ち出しており、アナリストの評価はまちまちとなっている。2018年は、同社製品の売上が落ち込み、軟調な株価となった。

同株はこれまで10ドルを下回って取引されていたものの、10月上旬に急伸した。年初来で同株は約50%高となり、経営陣の再編が功を奏していることが窺える。

GE週足チャート

11月発表の7-9月期決算では、キャッシュフローは改善し、産業部門が好転していることが明らかとなった。

2018年に同社CEOに就任したH・ローレンス・カルプ・ジュニア氏は、優れた経営手腕を見せつけている。堅調な産業部門を背景に上方修正された、2019年のキャッシュフロー見通しは投資家に好感された。

しかしながら、アナリストのGEに対する評価は大きく分かれている。JPモルガンは同社の目標株価を5ドルとしている。JPモルガンのアナリストはレポートの中で、同社の業績が底を打っていないとの考えを記し、3月に設定されたコア事業の目標EBITが未達であることを指摘した。

3.アップル

2019年はアップル (NASDAQ:AAPL)にとって最高の1年となった。フェイスブック (NASDAQ:FB)やアマゾン・ドット・コム (NASDAQ:AMZN)、ネットフリックス (NASDAQ:NFLX)などのハイテク銘柄の中で、アップルは年初来で約80%高となり、最も値を上げた。20日の終値は279.44ドルとなった。

アップル週足チャート

同社製品への需要減を受け、2019年は同社とって不安定な年になると考えられていた。また、米中貿易摩擦など、マクロ的要因も悪材料であった。

同社売上の約20%が中国市場によるものであり、主要なサプライヤーを中国に集中させていたため、米中貿易戦争は同社にとって最大の懸念材料である。

同社は2018年8月の史上最高値から、約30%値を下げて2019年のスタートを切った。しかしながら、同社には困難な状況を打開できる能力があることが明らかとなった。

アイフォン11は好評を博しており、アップルミュージック、アップルTV+、App Storeなどは拡大を続けている。2019年下半期には、5G対応アイフォンの発売を見越して、アナリストから高い評価を得た。

総括

テスラ、GE、アップルは、2019年に予期せぬ値上がりを見せた3銘柄である。これらは、2019年初頭には不可能と思われた価格で年越しを迎えようとしている。また、2020年も値を上げることが予想される。

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます