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【米国株】投資先のご紹介(資本財セクター)

発行済 2020-06-02 11:49
更新済 2023-07-09 19:32

現在、70銘柄と多数に投資している米国株ポートフォリオについて、順番にご紹介しています。

今回は第3回【米国株】投資先のご紹介(一般消費財セクター)に続く第4回です。

本日はマイ・米国株ポートフォリオの中で4番目にウエイトの大きな資本財セクターの銘柄をご紹介します。

資本財セクターとは?

・資本財セクターは、設備機械・原料の製造などBtoBのビジネスをメインとする業種です。景気の影響を受けやすいですが、好況期には大きく上昇することが見込まれ、不況期にタイミング良く投資することで大きなリターンが期待できるセクターになります。

特徴のある8銘柄を組入

スリーエム(MMM)

・様々な事業に参入しているコングロマリット(複合企業体)。化学・電気素材、ヘルスケア、自動車・交通向け製品、一般向け文房具など幅広い産業分野の製品を手掛ける。
・私の中で米国株投資の「王道」銘柄を挙げろと言われたら、スリーエムは屈指の存在です。

ユニオン・パシフィック(UNP)

・米国最大の鉄道輸送会社。「人」を運ぶ日本のJR各社などとは異なり「モノ」を運ぶのが主力。石炭、化学品、農作物、完成車などを輸送し一般的には景気循環の影響を受ける企業ですが、私の中では最も安心して保有できスリーエムと並び好みの銘柄です。
・過去の株価上昇も素晴らしいの一言

ロッキード・マーチン(RMT)

・米国最大手の軍用機メーカー。米政府向け売上が約7割と大きく、政策の影響を大きく受ける。日本の政治家・企業も巻き込んだ有名な「ロッキード事件」の当事者企業でしたが、1981年に民間航空機事業から撤退し、以降軍需に集中しています。

シャーウィン・ウィリアムズ(SHW)

・老舗塗装メーカー。塗装・コーティング剤の製造では全米トップ級。DIY用途から建築・船舶・自動車・航空機向けまで幅広い商品展開。同業のPPGインダストリーズは海外売上比率が半分を超えているのに対し、こちらは米国内が主となっています。
・塗料は重く輸送コストが多くかかりますが、当社は北米を中心に約5000もの店舗網を持ちドミナント戦略を展開しこれをマネージ。41年連続増配の配当貴族指数採用銘柄。
・資本財セクターで追加の投資候補を探している中で、他の投資家の組入状況なども参考に投資しました。

ボーイング(BA)

・世界最大の航空機メーカー。民間機および軍用機、電子防衛システム、人口衛星などを製造。1997年にマクドネル・ダグラス社を買収したため、現在アメリカで唯一の大型旅客機メーカーとなっており民間機は欧州エアバスと市場を二分。
・民間機737MAXにおいて発生した事故により経営は大きな打撃。しばらく、この痛手は続くと思われるものの、日本企業にはない投資対象であり「航空史上最悪の危機」を生き延びた暁には、再び高い収益性・成長性を取り戻すと期待

ゼネラル・ダイナミックス(GD)

・米政府向け売上が8割超の国防大手。ステルス爆撃機や無人偵察機、早期警戒システムなど製造。
・投資理由はロッキード・マーチンに準じます。

レイセオン・テクノロジーズ(RTX)

・機械機器メーカーのコングロマリットであるユナイテッド・テクノロジー(UTX)とレイセオン・カンパニー(RTN)(トマホーク、パトリオットを開発したミサイル世界トップメーカー)が経営統合して2020年4月発足。
・合併直前、UTXは2つの事業(エレベータ・エスカレーターのOtisと空調・セキュリティのCarrier)を分離。合併後は旧UTXの旅客機エンジンや操縦パネルの製造と、旧RTNのミサイル製造が主な事業となり、民間向けと軍事向けの売上が概ね半々となっています。

イリノイ・ツール・ワークス(ITW)

・産業機械のコングロマリット。自動車部品や検査・計測機器、業務用調理器具など幅広く展開。「収益の80%を生む20%の優良顧客を重視」するなど、ユニークな経営戦略を推進。48年連続増配。

なお、以下の順番で他のセクターの投資先についてもご紹介する予定です。

第5回:ヘルスケア(8.62%)
第6回:金融(8.15%)
第7回:コミュニケーション(3.86%)
第8回:エネルギー(3.01%)
第9回:ETF(8.90%)

I hope you like it.

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