株式投資において、どの銘柄を選択して売買するかとても難しいですよね?
みんなが知っている、ユニクロのファーストリテイリングや、ソフトバンク、ソニーなどの大企業を売買するのか?
または、新しめの小さな企業に投資をして、将来の成長にかけて株式投資をしていくのか?とても難しいし大変な作業です。
しかし、日経先物に関しては、いろいろな利点があります。
先物という言葉に対して、危ないイメージを持っている人もたくさんいると思いますが、実は使い方さえマスターすればとても重要な道具になります。
そこで今回は、日経先物miniの売買する利点に関して話をしていきたいと思います。
それでは今日もお付き合い下さい。
海外投資家や、ヘッジファンドなどに影響されてにくい
日経先物を扱うようになると、個別銘柄の選別等の作業は一切不要になります。
そして、特に小型株などで見られる動きですが、個別銘柄は各社の証券会社などの予想適正価格などにとても影響されやすいものです。
例えば、100円の株があったとしたら、ある証券会社から目標価格が300円、投資判断は「買い」と発表されたとします。
そうすると、タイミングによっては株価が大きく上昇して、ストップ高になったり、または逆にストップ安になったりとても大きな影響を受けやすいです。
これは、投資のプロたちによるノイズが入りやすいということです。
300円になるなんて言われたら、誰でも買いたい気持ちが芽生えるものですよね。
または、業績悪化などが発表されたなら、もしかしたら株価は50円など半額になってしまうかもしれません。
大型株も同じことで、各証券会社から目標株価などが発表されています。
少なからず、それを信じて売買をする人もいるので、銘柄によっては大きな影響を受けてしまうこともあります。
ほとんどの場合が、当たることもないし、後出しジャンケンになってしまっている証券会社もたくさんあります。
だから、各社から発表される目標株価には影響されないようにしていきたいものです。
日経平均の予想
それでは、日経平均に関して話をしていきます。
例えば、世界のトップクラスのエコノミストが、来年日経平均は30,000円になりますとか、日経平均は暴落して5000円になりますなんて発表がされたとしたらどうでしょうか?
ほとんどの人は、大きく信頼することはないでしょう。
世界中がそのような反応するので、日経平均株価自体にはほとんど影響が出ません。
つまり、素人でもプロの影響をほとんど受けずに自分のペースで売買できるというのが日経平均株価、すなわち日経225先物取引です。
しかし、日経225先物取引は、できた当初から機関投資家やプロたちの独占商品でした。
どういうことかと言うと、先物を利用するのは新設された当初から機関投資家たちのリスクヘッジを目的としていました。
そして取引をするための預け入れ資金の条件も、最低数千万円必要でした。
2000年時点で、一般の証券会社は信用取引の最低預け入れ金を200万円から300万円としていて、日経225先物は1000万円を目安にしていました。
長年投資をしている友人は、当時600万円ほどの資金で日経225先物を申し込んだところ断られたなんて話も聞いたことがあります。
その後、ネット証券のサービス競争もあって証拠金のハードルが毎年下がっていきました。
さらに朗報だったのが、2006年7月に日経225先物miniがスタートしたことです。
日経225先物(large)は1000倍取引なのに対して、日経先物miniは100倍取引です。
もっと簡単に言うと、日経平均が2万円の時に先物ラージ1枚買うと、2000万円分の取引と同じボリュームになるという事ですね。
しかし日経先物miniの場合は、1枚買うと200万円の取引のボリュームになるので、個人投資家にとってはより使い勝手が良いものになりました。
日経先物miniを1枚取引をして日経平均が100円動いた場合、1万円動くということです。
そして、日経先物miniの場合は証拠金がわずか10万円ほどで取引が可能になるので個人投資家は使わない手はありません。
日経先物225が良い理由
株式投資をするための証券会社の口座は持っていますか?
日経225先物取引のためには別で専用口座を開設する必要が出てきます。
(海外であれば、一緒の口座で取引できる証券会社が多い)
日経先物で利益が上げやすい理由を3つ挙げたいと思います。
- 銘柄選択が不要
- 売買高が大きく、流動性が高い
- 下落相場でも売りで儲けることができる
銘柄選択が不要と言うのは当たり前だろと言われそうですが、株式投資を経験した人は見に染みてわかるはずです。
投資の対象銘柄を次から次えと変えて儲け続ける事はとても難しいことです。
さらに、悪循環のタイミングが続くこともあって、買った銘柄が下がって損切りをして、また次の銘柄を買って株がまた下がってしまうというようなことが起きやすくなります。
誰でも、連戦連敗を経験してしまうものですね。
テクニカル分析を駆使して、チャートの売買サイン通りに売買しようとしても特に流動性が低い銘柄などでは、買いサインの翌日に買った場合でも寄り付きから高い値段で始まってしまうので、なかなか利益につながりにくいものですね。
それに対して、日経225先物取引はデイトレードや短期売買にも最適です。
さらに、個別銘柄の空売りは銘柄を選ぶテクニックも必要で空売りをした翌日に証券会社等の投資判断が「強い買い」など発表されてしまうと、大損してしまう危険性もたくさんあります。
そして、個別銘柄の空売りは日経先物取引に比べて大きな資金を投入しなければいけなくなるので、投資初心者にとってはとても難しい取引になります。
その点、日経225先物に関しては空売りも簡単にできます。
個別銘柄のように業績予想や、リストの格付けで株価が上下することもありません。
このように、日経先物225ではとてもシンプルな分析と、周りからのノイズが最小限で取引ができるのです。
先物だけで儲けている人
日経先物だけで儲けている人もたくさんいます。
実際に好成績をあげている投資家たちは、日経225先物を何年もさかのぼって、利益を最大にして損失を最小にする法則を研究しています。
そしてその法則に対して、機械的に売買している人が多い印象です。
しかし、シンプルな分析で充分であると考えています。
そして、投資で1番重要なのはリスク管理を怠らないことです。
まとめ
今回は、日経225先物が投資に有利であるという話をしてきました。
特に個人投資家は、日経先物miniをいつでも取引できる状態にしておく事はとても重要なことだと考えています。
相場は、昨日までは強気の上げ相場であっても、今日は暴落なんてこともたくさんあります。
その時にいつでも保険の意味での日経先物売りなどの応急処置が絶対に必要になってくるからです。
買い建てだけで勝負をしている人は、暴落をモロに喰らうことになるので、資産を大きく減らしてしまうきっかけにもなってきてしまいます。
そんな時に、日経先物miniを数枚売り建てしておけば保険が効くわけです。
そして相場が落ち着いたときに、利益が出ていても、損をしていてもその保険を外してまた、強気相場に乗ればいいのです。
もしも今後大きな下落相場に突入したとしても、利益が出る方法と、利益を守る方法、資産を減らさない方法などをしっかりと手に入れておくべきだと考えています。
次回は、先物で実際に勝ち続けた勝ち組投資家の手法を1つ紹介しようと思います。
今日も読んでいただきありがとうございました。