昨日のドルインデックスは軽く続落していましたがニューヨーク時間に若干の調整が入って一日の安値から少し反発して引けました。 それに従ってドルストレート通貨は反発気味で推移しています。
一昨日原油価格の強さも手伝って買われていた資源国通貨は終日弱含みでした。特にカナダドルの弱さが目立っています。 また円とポンドが相対的に強い一日でした。ドル円は104.06円まで売られていますが、11/6-7の急騰の61.8%まで下がった形です。円の相対的な強さを受けてクロス円は下落しています。
ここからドル円はいったんの戻りもあると思われますが、中長期的にはドル下げ傾向は続くと思われます。 株価の上昇が続けば、リスクオンでドル円も買われる可能性は若干はあるでしょうが、ドル円と株価にあった半年前までの順相関関係はありません。
最近の為替の動きで特徴的なことは、新興国通貨の対ドルでの強さです。トルコリラ、メキシコペソ、南アランド、人民元、インドネシアルピア、マレーシアリンギットの強さが際立っています。投資資金がドルから新興国通貨に流れているいるようです。