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【CoinPartner木田】ステーブルコインに立ち込める暗雲|SEC委員長発言と中国クレジット市場に注目

執筆: Yosuke Kida仮想通貨2021年09月23日 15:56
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【CoinPartner木田】ステーブルコインに立ち込める暗雲|SEC委員長発言と中国クレジット市場に注目
執筆: Yosuke Kida   |  2021年09月23日 15:56
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ステーブルコインに吹いている2つの逆風
法定通貨とほぼ同じ値段になるように設計されている仮想通貨「ステーブルコイン」。ステーブルコインは仮想通貨購入のための基軸通貨にもなっており、ここまでの上昇相場を陰から支えてきた存在である。
そんなステーブルコインの地位を揺るがす、大きな2つのニュースが市場で話題となっている。今後の展開次第では、ステーブルコインの価値が大きく毀損されてしまう可能性や、ステーブルコインの利用に制限がかかってしまう。
今回の記事では、ステーブルコインの注目ポイントと仮想通貨市場に与える影響について考察する。 中国クレジット市場
仮想通貨市場に限らず、今の金融市場で最も注目されているトピックは中国大手不動産のエバーグランデ・グループがデフォルトの危機に瀕している。
もしエバーグランデがデフォルトした場合には、中国国内のクレジット市場は混乱に陥ることが予想される。
実はこれは仮想通貨に全く無関係というわけではなく、ステーブルコインの裏付け資産の価値が毀損される可能性がある。というのもUSD建てのステーブルコインを発行する場合、裏付けの担保資産となるのはUSDのみではなく社債やCPなども含まれている。クレジット市場が下落すると、USDの担保価値も下がってしまう。
その可能性などに関してなど詳しくは昨日の記事をご覧いただきたいが、結論そのような状況になるとステーブルコインの価値がドル(法定通貨)に対して安くなってしまう。テザーを例にとると、1USDT>1USDが恒常的な状態となり、その乖離も大きくなる。
そうなるとステーブルコインによって買われていた仮想通貨にも影響が波及し、結果的に仮想通貨価格が下がってしまうという懸念が浸透しつつある。
[related-post url="https://coinotaku.com/news/articles/143796"] SECゲレンスラー氏の発言
米証券取引委員会(SEC)の委員長であるゲレンスラー氏はステーブルコインを含める、仮想通貨に対して適切な規制が必要という議論をしている。
同氏の発言を深ぼると、「多くの仮想通貨は証券に該当し、ステーブルコインに関しても有価証券と同じ」と考えていることが伺えた。2つの議論を持ち出して、ゲレンスラー氏の考えにアプローチする。 ステーブルコインは安定した債権ポートフォリオ
参考ツイート↓
1/24

One thing really stands out about @GaryGensler's written testimony that he submitted before his banking committee hearing later today.

His continued use of the phrase: "stable value coins"

Why is that relevant? pic.twitter.com/0rYO7AibfZ — Adam Cochran (@adamscochran) September 14, 2021

上記のツイートはゲレンスラー氏が銀行委員会の公聴会前に提出した証言書の内容がまとめられたものである。主張をまとめると以下に表現できる。
1.SECの管轄下には「stable value funds」という発行者が保有者に利息補保証する安定した債権ポートフォリオ群がある
2.これは仮想通貨取引所におけるレンディング・ステーキングとほぼ同じ仕組みだ
3.ステーブルコインもまた、安定した通貨ではなく「stable value coins」といえる。つまり安定した価値を提供するための証券と同じである
4.つまりステーブルコインはCFTFの管轄ではなく、SECの管轄とするべき
ゲレンスラー氏はステーブルコインは例なく全て有価証券として扱おうとする発言が伺えており、仮想通貨市場に対して厳しい規制に取り組むべきと考える姿勢をあらわとしている。 ステーブルコインはカジノチップ
そしてゲレンスラー氏は本日もステーブルコインに対して、厳しい意見を述べている。
ゲレンスラー氏は現存する5000~6000種類の仮想通貨はほとんど有価証券だと主張したうえで、それらは投機的な価値しか持たず最終的に消えていくと予想している。
そうした現在の仮想通貨市場をカジノに例え、その基軸通貨の役割を果たしているのがステーブルコインだと表現した。さらにステーブルコインはどの法律にも対応できていないことにも言及し、仮想通貨市場の未成熟さを酷評している。
参考:https://www.washingtonpost.com/washington-post-live/2021/09/21/path-forward-cryptocurrency-with-gary-gensler-us-securities-exchange-commission-chair/ 仮想通貨市場に対する影響は?
ステーブルコインは仮想通貨市場において非常に重要な役割を果たしてきた。それが今、市場の不安定さと規制によって価値や地位が揺るがされている。
第1の論点、エバーグランデ社のデフォルトに関しては、各ステーブルコインが裏付け資産にどのような資産を保有しているかについてのディスククレームに注目しなければならない。もし中国系企業の社債・CPを持っている場合には、直近でも仮想通貨市場に影響を与える可能性がある。それを考慮し、23日の利払い期日までは静観することが良いであろう。同時にこの件が落ち着くまでは、仮想通貨市場は株式市場と連動することが予想される。市場が次の話題に行くまでは仮想通貨もパッとしない相場になる可能性が高いので、それまでは様子見となる。
第2の論点、SECの規制に関しては現時点では大きな警戒はしていない、しかしながら第1の論点のこともあり、相場が下落に転じたときには悪材料として、下落を増長させる恐れがある。このタイミングでこのニュースが出たことに関しては少し間が悪いとしか言えないであろう。本件に関しては今後の注目ポイントとして、長く付き合っていくべきファンダと考えられる。そうすると市場はこの件を織り込み始めるため、事実となった際の影響は小さくなると予想する。

まとめると、短期的なクラッシュの可能性が否定できず、現時点では暴落に巻き込まれないためのリスク管理を徹底することが一番の対策と考える。
ただし筆者は一貫して、BTCに対しては強気目線を維持する。

【CoinPartner木田】ステーブルコインに立ち込める暗雲|SEC委員長発言と中国クレジット市場に注目
 

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