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グロース株ETFの積極的な運用は、最近の調整後の正しい動きか

発行済 2022-03-22 20:53
更新済 2020-09-02 15:05

株式市場はここ数カ月間売り圧力を受けており、投資家は今年の残りのリターンについて神経質になっている。2022年の今のところ、S&P500はおよそ6.4%、NASDAQは11.5%それぞれ下がっている。この傾向は、2021年の強気相場から大きく変化したことを意味している。

しかし先週は多くの銘柄、特にグロース株にとって好材料となった。その結果、投資家はすでに、米国の主要指数に連動する有力な上場投資信託(ETF)を長期ポートフォリオに加え始めている。それらは以下の通りである。

  • SPDR® Dow Jones Industrial Average ETF Trust (NYSE:DIA)、Dow Jonesに連動;

  • SPDR® S&P 500 (NYSE:SPY)、S&P 500に連動;

  • Invesco QQQ Trust (NASDAQ:QQQ)、 NASDAQ 100に連動

多くの個人投資家にとって、これらのETFは調整後に最初に購入するETFの一つであろう。しかし、これから紹介するように、足元には他にも魅力的な選択肢は他にたくさんあるのだ。

そこでこの記事では、市場全体のポジティブなセンチメントが今後数週間で勢いを増すと考える人たちにアピールできるETFを紹介しよう。

American Century Focused Dynamic Growth ETF

  • 現在価格:69.91ドル

  • 52週間のレンジ:61.88ドル~89.96ドル

  • 経費率:年率0.45%

FDG 週次チャート

グロース株投資家にとって、2021年は素晴らしい年であった。しかし、2022年の第1四半期には、多くの著名なグロース株が乱高下を繰り返した。その結果、かつてウォール街の寵児であったいくつかの銘柄で、大きな下落がみられた。

投資家の中には、今後数ヶ月間、グロース株のパフォーマンスが上がらず、投資環境が弱気相場に変化するのではないかと考える人もいる。今後、景気後退期が訪れるという話もある。

しかし、最近のグロース株の下落を安く買う絶好のチャンスと考える投資家もいる。本日ご紹介するAmerican Century Focused Dynamic Growth ETF (NYSE:FDG) は、割安銘柄を求める市場参加者にとって魅力的なETFと言えるかもしれない。このETFは、主に大・中型株の急成長と競争優位性を持つ収益性の高い企業に投資している。

またこれらの企業は、各分野のリーダーである可能性が高い。このETFは2020年3月末から運用を開始し、純資産は1億6610万ドルとなっている。

FDGは、アクティブ運用の非透明型ETF(ANT)である。米国証券取引委員会(SEC)は、2019年11月に初めてANTを承認した。その際、ジャクソン委員とリー委員が発言している。

「他のETFとは異なり、これらのETFは、そのポートフォリオに何が入っているかを毎日完全に透明化することはできない。」

ほとんどのETFは、保有銘柄を毎日開示している。しかし、非透明型ETFは、四半期ごとにしか開示しない。その代わり、(代理)プロキシ・ポートフォリオを公表している。

2021年12月31日現在、FDGの上位10銘柄がポートフォリオの約半分を占め、37銘柄に投資している。セクター配分では、事業の約3分の1が情報技術である。次いで、一般消費財(22%)、通信サービス(14%)、ヘルスケア(11%)と続く。

代表的な保有銘柄としては、Tesla (NASDAQ:TSLA)、Amazon (NASDAQ:AMZN)、 Alphabet (NASDAQ:GOOGL)、ID・アクセス管理会社の Okta (NASDAQ:OKTA)、飲料グループのConstellation Brands (NYSE:STZ)、バックオフィス業務用ソフトウェアを提供するBill.Com Holdings (NYSE:BILL)、 決済技術大手の Visa (NYSE:V) と Mastercard (NYSE:MA)などがある。

同ETFは2022年の累計で13.7%、過去12カ月で5%下落している。2021年11月に過去最高値を記録した。そして52週目の安値は最近3月中旬につけた。同ETFの株価収益率(PER)は48.05倍、株価純資産倍率(PBR)は13.54倍となっている。

このところ当ETFの保有銘柄の多くで価格は下落していることから、これらの堅調な銘柄への適切なエントリー・ポイントが生まれたと考えている。4月もボラティリティは続くと思われるが、長期投資家は、FDGの「買い」ボタンを押すことも選択の一つかもしれない。

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