2023年度第1四半期決算を5月17日(火)市場開始前に発表
売上高予想:1,388億3,000万ドル
EPS予想:1.47ドル
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投資家は、明日発表予定のウォルマート(NYSE:WMT)の最新四半期決算について楽観的になるいくつかの理由を有している。
ウォルマートは、コスト上昇圧力と長引くサプライ・チェーンの混乱をうまく対応することで、店舗のトラフィックが26四半期連続でプラスにすることができている。WMTの金曜の終値は148.05ドルだった。
アーカンソー州ベントンビルに本社を置く同社は2月、今年の売上は約4%増加、営業利益は売上を上回る伸びを示すと発表した。
世界的なサプライ・チェーンの混乱、労働者不足、燃料費の高騰など、小売企業がさまざまな課題に直面する中、この好調な見通しは、過去40年間で最も急速に消費者物価が上昇していることに起因している。
こうしたコスト上昇圧力は、ウォルマートにとって、よりコスト意識の高い顧客を惹きつけ、同社に競争力をもたらしている。最高経営責任者のDoug McMillon氏によると、ウォルマートはオムニチャネルに注力し、オンライン販売の普及率を記録的な水準に押し上げたことで、より多くの消費者を獲得することができている。同氏はBloombergのインタビューで、インフレとの戦いは同社のDNAであると語っている。
決算内容が市場予想の通りであれば、ウォルマートは2023年度第1四半期に、26四半期連続で米国内店舗の客数をプラスにするだろう。
また、独自のeコマース戦略を成功させることで、アマゾン・ドット・コム(NASDAQ:AMZN)などのオンライン小売業者に対抗するための正しい道を歩んでいる。
報告された既存店売上高の伸びへの貢献度が高まっているオンライン販売による売上高は、過去2年間で87%拡大している。
強気な市場アナリスト
Wall Street Journalは2月、ウォルマートが配送の迅速化と外部小売店への商品出品量を増やすことに注力していると報じた。アマゾンやウォルマートのようなオンライン小売業者にとって、外部の小売店が自社のウェブサイトにウォルマートの商品を掲載してくれる場合、一般的にはウォルマート自体の直接販売よりも収益性が高くなる。
ウォルマートは、ウォルマート・ドットコムに掲載する商品数を、現在の1億7000万点から年末までに2億点に増やすことを目標としている。
同社のビジネス戦略の成功は、過去3ヶ月間、特に市場が調整局面を迎えている時に、ベンチマークであるS&P500をアウトパフォームした株価にも反映されている。株価は前四半期に10%以上上昇した。
Cowenのアナリストは、最近の分析メモでウォルマートをアウトパフォームとし、食料品のトレンドが「堅調にみえる」として、株式に強気であると述べている。
「当社の調査では、ウォルマートの食料品部門の成長力が強いことが示唆されており、企業価値評価の上昇をもたらす可能性がある(Cowenのモデルは+2.5%、市場予想は+1.8%)。
Investing.comが実施したアナリスト 38 名への調査では、29 名が同社株を「買い」とし、今後12 ヶ月間の平均目標株価のコンセンサスは164.26ドルとしており、現在の株価から10.95%上昇する可能性を示唆している。
出所:Investing.com
結論
ウォルマートは、堅調な消費者需要と供給サイドの混乱に対処する戦略の成功に下支えされ、今期も好業績を発表するとみられる。
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