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夏休みにおすすめの旅行・レジャー系ETF2銘柄

発行済 2022-05-30 20:10
更新済 2020-09-02 15:05

株式市場は5月30日(月)のメモリアル・デーで休場となったが、いよいよ夏の旅行シーズンのスタートとなる。

パンデミック規制下で過ごした2年間を経て、「リベンジ旅行 」という言葉が注目されているが、まさにこの言葉を実感する。

米国人の80%以上が、この旅行を計画している。一方、航空旅行はすでに力強い回復を見せ、昨年から 25%増加している。このような需要回復は、当然のことながら、旅行・レジャー産業の収益性を高めることになる。

一方、投資家も株価の上昇に期待を寄せている。先週のS&P 500Dow、や NASDAQなどの株価指数の上昇に後押しされたことは間違いないだろう。

しかし、価格の上昇、地政学的な緊張、コロナウイルスの再発、さらにはサプライ・チェーンの問題など、潜在的な逆風がこの分野の回復の足かせとなっている。

したがって、旅行・レジャー企業の株価はさらに乱高下する可能性がある。アナリストは、航空業界の指標に細心の注意を払い、特に燃料費の増加にもかかわらず、その収益が改善されるか否かについて注目している。

2022年のこれまでのところ、旅行・レジャー産業は脆弱である。ダウ・ジョーンズ米国旅行・観光指数は年初来で25.1%下落している。同様に、ダウ・ジョーンズUSトラベル&レジャー・インデックスは17.7%の値下がりだ。

今後数ヶ月の間に改善される旅行と観光の指標を活用するための上場投資信託(ETF)を2つ紹介しよう。

1. Defiance Hotel, Airline, and Cruise ETF

  • 現在の価格: 19.53ドル

  • 52週間のレンジ: 17.41ドル~25.09ドル

  • 経費率:年率0.45%

パンデミック以降、旅行業界では新たなトレンドが生まれつつある。例えば、リモート・ワークの増加により、仕事とレジャーを融合させた旅行が可能になった。

世界のラグジュアリー旅行市場も注目度が高まっている。2021年から2028年にかけて、年平均成長率(CAGR)8.8%で大きく成長することが予想されている。

最初のETFであるDefiance Hotel, Airline, and Cruise ETF (NYSE:CRUZ)は、旅行・宿泊業界への純粋なエクスポージャーを提供している。2021年6月に上場した。

CRUZ チャート

BlueStar Global Hotels, Airlines, and Cruises Indexに連動するように設計されているCRUZは、ポートフォリオで55銘柄を持っている。4分の3近くが米国企業である。次いで、英国(7.4%)、日本(3.2%)、アイルランド(2.6%)、フランス(2.3%)の順になっている。

保有銘柄の約39%がホテルで、次いで航空会社(35.3%)、クルーズ(25.8%)となっている。組入れ上位10銘柄で純資産額4830万ドルの60%近くを占めている。

代表的な企業としては、Marriott International (NASDAQ:MAR)、Hilton Worldwide (NYSE:HLT)、Norwegian Cruise Line (NYSE:NCLH)、Delta Air Lines (NYSE:DAL) やRoyal Caribbean (NYSE:RCL)などが挙げられる。

CRUZは1月以来8%下落している。多様化する旅行・観光産業の成長から利益を得ようとする読者は、この比較的若く小さなETFをさらに研究するとよいだろう。

2. ETFMG Travel Tech ETF

  • 現在価格:20.83ドル

  • 52週間のレンジ:18.35ドル~32.07ドル

  • 経費率:年率0.75%。

パンデミック時のデジタル導入は、旅行者の手配方法にも影響を与えているようだ。例えば、ETFMGによると、1981年から1996年の間に生まれたミレニアル世代の約66%がスマートフォンで旅行を予約しているし、74%が旅行先を調べるために活用している。

最近の数字では、トラベル・テクノロジーの世界市場は、2020年の86億ドルから2026年には125億ドルに、年平均成長率6.8%で拡大する可能性があるとされている。

そこで、次にご紹介するのは、世界の旅行・観光産業の中でテクノロジーに特化した企業に投資するETFMG Travel Tech ETF (NYSE:AWAY)である。

このETFは、パンデミックが米国で話題になり始める少し前、2020年2月に取引を開始した。純資産は2億6190万ドルとなっている。

AWAY チャート

33銘柄を保有する同ETFは、旅行予約関連銘柄(54.1%)に大きく投資している。次いで、旅行価格比較会社(15.6%)、旅行アドバイス会社(15.1%)、ライドシェアと配車会社(14.6%)となっている。

ポートフォリオの約半分は、有力10銘柄に投資している。その中には、英国の旅行プラットフォームTrainline PLC (LON:TRNT)、Booking (NASDAQ:BKNG)、インドのオンライン旅行グループ MakeMyTrip (NASDAQ:MMYT)、TripAdvisor (NASDAQ:TRIP)、そしてオーストラリアの Webjet (ASX:WEB)が含まれている。

ハイテクに特化した旅行セグメントの成長性にもかかわらず、AWAYは5月12日に52週安値を更新した。年初来で14.5%、過去12ヶ月で32.7%下落している。しかし、これらの銘柄の多くは、世界的な旅行者が次の四半期に旅行のための荷作りを始める中で、注目に値する。

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