🙌 こちらです:お客様が必要とされる唯一の株式スクリーナー始めましょう

あらゆる 「経済的ハリケーン 」から身を守るための2つのETF

発行済 2022-06-06 22:22
US500
-
C
-
WFC
-
WMB
-
AXP
-
TRP
-
KMI
-
LNG
-
ENB
-
EPD
-
GII
-
GNR
-
RLY
-
RWR
-
TIPX
-
TPYP
-
PDBC
-

6月1日に開催された銀行会議で、JPMorgan ChaseのCEOであるジェイミー・ダイモン氏が、米国経済について次のように発言した。

「ハリケーンのようだ。」

「今は晴れやかで、物事はうまくいっており、誰もがFRBが何とかしてくれると考えている。しかし、ハリケーンはすぐそこにあり、我々の方にやってくる。ただ、それが小さなものなのか、スーパー・ストームのサンディ級なのかはわからない。」

そして、「気を引き締めたほうがいい」と付け加えた。

先週もCitigroupのCEOであるJane Fraser氏が述べた後にGoldman SachsのCOOである John Waldron氏や TeslaのCEOElon Musk氏が同様の警告を発している

「今、3つの "R"に気をつけるべきだ。ロシア、不景気(Recession)、金利(Rate)である。」

このような市場心理の悪化により、 S&P 500指数は6月に入ってから0.5%以上下落し、幅広いベンチマークの下落率は年初来で13.5%に達している。銀行やクレジットカード発行会社などの金融株は、5月末から大きく値を崩している。例えば、 Citigroup (NYSE:C)は約3.9%、Wells Fargo (NYSE:WFC)は2.1%、American Express (NYSE:AXP)は1.2%の下落だ。

とはいえ、経済や多くの銘柄の次の動きを予測するのは容易ではない。ダイモン氏によれば、銀行のバランス・シートは保守的な位置づけになるという。それでも同氏は、健全な労働市場のおかげもあり、米国の消費者は依然として強いと信じている。

そこで本日は、ポートフォリオ構築において、よりディフェンシブな手段を講じる上でも有効な2つの上場投資信託(ETF)を紹介しよう。これらのETFは、特にパッシブ・インカムを重視する読者にとって魅力的なものだろう。

1. SPDR SSGA Multi-Asset Real Return ETF

  • 現在の価格: 31.79ドル

  • 過去52週間のレンジ:26.80ドル~32.34ドル

  • 配当利回り:10.48%

  • 経費率:年率0.50%

マルチ・アセット型ETFは、特定のベンチマークのパフォーマンスに連動する、より伝統的な株式ETFとは異なるものである。多くのマルチ・アセット型ETFは、株式、債券、コモディティ、不動産など、さまざまな資産クラスに投資している。

第一に紹介するSPDR® SSGA Multi-Asset Real Return ETF (NYSE:RLY)は、他のETFに投資して、現在のインカム収入を得ながら、ある程度の値上がりを達成するものである。このアクティブ運用ETFは、2012年4月に取引を開始した。

RLY 週次チャート

資産配分では、天然資源(34.5%)、グローバル・インフラ(23.1%)、コモディティ(24.9%)、不動産(7.7%)が挙げられる。RLYは他に11のETFを保有しており、そのうち3つのETFで純資産額4億4300万ドルの約4分の3を占めている。上位の保有ETFは以下の通り。

SPDR® S&P Global Natural Resources ETF (NYSE:GNR)—年初来上昇15.5%

Invesco Optimum Yield Diversified Commodity Strategy No K-1 ETF (NASDAQ:PDBC)—年初来上昇43.9%

SPDR® S&P Global Infrastructure ETF (NYSE:GII)—年初来上昇6.9%

SPDR Bloomberg 1-10 Year TIPS ETF (NYSE:TIPX)—年初来下落5.4%

SPDR® Dow Jones REIT ETF (NYSE:RWR)—年初来下落15.7%

RLYは4月21日に過去最高値を更新し、1月以降のリターンは17.7%に達している。アクティブ運用だけでなく、採用されているクオンツ・モデルの組み合わせが、より多くのリターンをもたらすと期待する読者は、RLYは魅力的かもしれない。

2. Tortoise North American Pipeline Fund

  • 現在の価格: 28.01ドル

  • 過去52週間のレンジ: 20.77ドル~28.10ドル

  • 配当利回り:3.98%

  • 経費率:年率0.40%

次は、パッシブ運用の Tortoise North American Pipeline Fund (NYSE:TPYP)で、主に北米のエネルギー・パイプライン分野のスペースに幅広くエクスポージャーを提供するETFである。2015年6月に取引を開始した。

TPYP 週次チャート

TPYPは52銘柄を保有しており、そのうち主要10銘柄は純資産5億9,600万ドルの約60%を占めている。これらのパイプライン銘柄は、会社、有限責任会社(LLC)、Master Limited Partnerships (MLPs)として構成されている場合があり、定期的にこの話題を取り上げている。

このETFのポートフォリオの半分以上は、天然ガスパイプライン・セクターからきている。次いで、地方ガス配給会社(19%)、原油パイプライン(15%)、収集・加工(8%)、精製品パイプライン(5%)の順となっている。

The Williams Companies (NYSE:WMB)、Enbridge (NYSE:ENB)、TC Energy (NYSE:TRP)、Kinder Morgan (NYSE:KMI)、Enterprise Products Partners (NYSE:EPD)、Cheniere Energy (NYSE:LNG) など有力エネルギー銘柄が名を連ねている。

最近、史上最高値を挙げたTPYPは、年初来26%上昇している。広範なエネルギー分野で継続的な強さがみられる投資家は、このETFをさらに詳しく調べてみる必要があるだろう。




最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます