ドル円失速、円安はクロス円へ

発行済 2026-07-21 16:14

ドル円は7月13日週、予想を下回った米6月消費者物価指数(CPI)を受けてやや軟調に推移した。ドルが軟調だったが、主要通貨の対ドル変化率では円も最下位になるなど、ドルよりもさらに弱かった。ドル指数は2025年前半の戻り高値102の上抜けに失敗し、100台前半まで軟化した。

米国経済は総じて好調を保っている。6月の労働市場情勢指数(LMCI)の内、モメンタムはプラスを示し、水準も19カ月ぶりの高さとなった。週間経済指数(WEI)も7月16日時点で前年同期比2.6%成長を示した。ただ、前週比では0.6ポイント減速した。週次の個人消費は高水準ながら7月に入り6月から伸びが低下している。

日本では長期金利の上昇が一服し、タームプレミアムの上昇にも歯止めがかかった。月初の10年国債入札で応札倍率が低下した一方、その後の30年物・20年物国債入札ではいずれも応札倍率が6月から大幅に上昇し、強い需要が確認された。

通貨オプション市場のリスクリバーサルは、3カ月物がドル安円高警戒、6カ月物は中立、1年物は約4年ぶりのドル高円安期待水準まで上昇した。3月の有事のドル買いや5月以降の利上げ観測でドル高地合いが続いた間、ドル円は堅調に推移したがクロス円は横ばいかやや下落した。一方、7月13日週はドル円が横ばいとなる中、クロス円は総じて上昇した。

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