40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

商品相場展望:金、円高圧力をこなすもドル建てに警戒感あり

発行済 2017-04-17 16:17
更新済 2023-07-09 19:32
2017/04/17 【商品相場展望】
金、円高圧力をこなすもドル建てに警戒感あり



目次
●金:円高圧力をこなすもドル建てに警戒感あり
●白金:円建ては一時下抜け
●日経平均:この調整は良い買い場になるか




先週の円建て貴金属の動きは、ドル建ての上昇に対して、為替の円高で身動きがとりにくい状況です。
株式に関しても地政学的リスクの高まりで警戒モードに入っている印象です。

金:円高圧力をこなすもドル建てに警戒感あり

東京金
20170417-1.jpg
NY金
20170417-2.jpg

地政学的リスクの高まりもあり、ドル建て金は上昇、東京金は為替の円高をこなしても先週末で4500円をつけにきています。
リスク資産からの逃避で、株安、債券高の流れとなり、米国10年債利回りは2.2%台まで下落しており、ドル建て金の上昇の要因にもなっています。

ドル建て金は、1290ドルまで上昇していていますが、相対力指数では、70ポイントを超えてきており、高値警戒感が台頭してきてます。

一方で、ドル円は108.1円台まで円高が進んでいますが、相対力指数では、20ポイント台半ばで警戒感があります。

20170417-3.jpg

東京金は、動きにくい展開です。


高値警戒では、先週銀のお話をしましたが、ファンドの建玉は引き続き買い越しが過去最高水準になり、こちらも警戒感が続いています。

20170417-4.jpg
20170417-5.jpg



白金:円建ては一時下抜け

次にプラチナですが、ドル建てはゴールドに引っ張られる形で上昇しています。

NY白金
20170417-6.jpg

東京の市場については、下値のポイントにしていました3400円を割り込んだことで、まだ下値懸念が残っています。
その後の戻りについては、他市場をみながら様子見をしておきたいところです。

東京白金
20170417-7.jpg

ドルランドは、足元13.5ポイントを割り込んできました。
南アでは、ズマ大統領に対する不信任投票を控えて、予断を許さない状況です。

20170417-8.jpg

ファンドの建玉はやや減少してきており、こちらに関しては環境としては良くなってきています。

20170417-9.jpg



日経平均:この調整は良い買い場になるか

足元、日経平均が18200円台まで調整をしてきました。
今月4月は海外勢の特異月で、非常に買い越しが多くなる時期です。
今回の調整は良い買い場を提供している可能性があります。

20170417-10.jpg
20170417-11.jpg

NYダウをみても先週最後に下割れするなど、まだ相場は落ち着いていませんが、仮に今週もう一段日経平均の調整が入るようであれば、良い値頃がでてくる可能性があるため、注目しておきたいところです。


さて、相場は北朝鮮の地政学的リスクで相場が下がったというニュースが出ていますが、韓国の株価指数はここ数日下がっていません。メディアの情報では地政学的リスクが強調されていますが、当のおひざ元はこのような動きになっているということを認識しておきましょう。

20170417-12.jpg



当記事は、「セントラルマーケットコラム~経済金融・コモディティ~」からの転載です。またコラムでは、経済金融、貴金属のスペシャリストによるコラムも掲載しております。こちらもぜひご覧ください。
当コラムの筆者、後藤道義のセミナーも定期開催中。


本コラムは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、勧誘を目的として提供するものではありません。本コラムの情報は、正確を期しておりますが、その内容等を保証するものではありません。また、本コラムに記載された意見や展望などは、個人的な見解に基づく情報であり、本コラムにより被った損害についても、当社は一切の責任を負いかねますことをご了承願います。お取引の最終判断はお客様ご自身でなさるようお願い致します。
※商品先物取引及び金融商品の証拠金取引は、価格変動等の理由により差損が生じる場合があり、元本や収益が保証されるものではありません。また、取引金額はお客様が預託すべき証拠金の額に比して大きいため、相場の状況によっては差し入れた証拠金を超える損失が生じる可能性もございます。お取引に際しては、契約締結前交付書面、約諾書・約款ならびにお客様向け資料の内容を十分ご理解の上お取引ください。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます