カラ・ファーマスーティカルズ(Kala Pharmaceuticals Inc)は、臨床段階のバイオ医薬品会社である。【事業内容】眼の希少疾患に対する治療法の研究、開発、商業化を展開する。生物製剤を用いた治験薬は、間葉系幹細胞セクレトーム(MSC-S)プラットフォームを利用する。主要製品候補であるKPI-012は、角膜治癒障害の希少疾患である持続性角膜上皮欠損(PCED)の治療薬として臨床開発中であり、米国食品医薬品局から希少医薬品の指定を受ける。KPI-012は、四肢幹細胞欠損症や中等度から重度のシェーグレンの眼症状など、眼科領域の希少疾患に対する開発の可能性を評価する。さらに、網膜色素変性症やスターガルト病などの網膜変性疾患に対するMSC-Sプラットフォームの有用性を評価するための前臨床試験を開始する予定である。