ラトローブ・マグネシウム(Latrobe Magnesium Ltd)は、オーストラリアを拠点とし、ビクトリア州のラトローブ・バレーでマグネシウム製造プラントの開発に取り組む。【事業内容】工業用飛灰から金属マグネシウムとセメント質材料を抽出し、販売することに重点を置く。ラトローブ・バレープロジェクトは、メルボルン市の南東約150kmに位置するビクトリア州ラトローブ・バレーのヘーゼルウッド・ノースにあるマグネシウム実証プラントである。ラトローブ・バレープロジェクトでは、フライアッシュ資源を独自のプロセスで金属マグネシウム、セメント補強材(SCM)、非晶質シリカ、チャー、酸化鉄に転換する年間約1000トンの実証プラントを建設中である。ハイドロメット抽出プロセスは、酸を使用してフライアッシュを処理するものである。生産工程では、マグネシウムを多く含む資源から金属マグネシウムを抽出し、副産物を生産する。主な副産物は(SCM)で、コンクリート製造のセメント代替品として使用される。