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再送:欧州市場サマリー(2日)

発行済 2009-10-03 04:32
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この記事は3日に配信されたものです。

     1415GMT         1日

ユーロ/ドル   1.4621       1.4530

ドル/円   88.810       89.540

ユーロ/円   129.88       130.21

              2日終値     前営業日終値

株 FT100 4988.70(‐59.11) 5047.81

  クセトラDAX     5467.90(‐86.65) 5554.55

金 現物午後値決め 1003.50 1004.75

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.260 (+0.015)  0.387(0.408)

独連邦債2年物 1.217(1.222)

独連邦債10年物(12月限) 122.67 (+0.35) 3.130(3.151)

独連邦債30年物   3.865(3.899)

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 <為替> ドルが主要通貨に対して下落。弱い9月雇用統計を受け、米経済の回復ペー

スは遅いとの懸念が再燃した。統計発表後には一時安全資産としてドルが買われたものの、

若干の伸びにとどまった。

 <株式> ロンドン株式市場は4日続落。銀行・鉱山・石油株に売りが出た。9月の米

雇用統計の発表を受け、弱い労働市場が経済回復の妨げとなるとの懸念が高まった。

 シティ・インデックスの市場ストラテジスト、ジョシュア・レイモンド氏は「FT

100指数は心理的な節目となる5000を3週間超ぶりに下抜けた。市場の動向の変化

を示している可能性がある」と述べた。

 米労働省が発表した9月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が26万3000人減と予

想を上回って減少した。失業率は9.8%となった。

 銀行株の下げが目立った。ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)

、ロイズ・バンキング・グループ、バークレイズ、HSBC

、スタンダード・チャータード(スタンチャート)銀行が1.5―

7.7%下落した。

 鉱山株も軟調。カザキミス、ベダンタ・リソーシス、ロンミン

リオ・ティントが2.2―4.9%値を下げた。

 エクストラータが2.1%安。アングロ・アメリカンが同社との合併を

再度拒否する中、英規制当局はエクストラータに対し20日までに正式な提案を行うよう

促し、行わない場合はいったん買収の意向を取り下げるよう求めた。

 アングロ・アメリカンは0.5%下落した。

 エネルギー株も売られた。米原油先物が下落した。BP、ロイヤル・ダッチ・シ

ェル< RDSa.L>、BGグループ、ケアン・エナジーが0.3―3.3%値を

下げた。

 一方、ビール醸造SABミラーは2.4%高。カゼノブが投資判断を「アウト

パフォーム」で確認した。

 またメキシコのビール大手FEMSAのビール事業買収をめぐる憶測も支援材

料となった。

 関係筋がロイターに対し語ったところによると、ビール事業売却の可能性をめぐりSA

Bミラーおよびオランダのハイネケンと協議を行った。

 欧州株式市場は続落。FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4週間ぶりの

安値で引けた。9月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想以上に減少したことを受け、

景気回復の勢いを疑問視する見方が広がった。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は18.14ポイント(1.85%)

安の963.56と9月4日以来の安値で引けた。週足では2.1%下落。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は49.86ポイント(1.77%)安

の2760.60。

 ブリューイン・ドルフィンの首席ストラテジスト、マイク・レンホフ氏は、この日の下

げについて「(基調の)変わり目ではない。3月以来築かれてきた主要なトレンドを破る

ものではない。誰もが予想していた利食い売りだ」とし、景気は一気に回復するものでは

なく、米雇用をめぐる期待が若干高すぎた可能性があると述べた。

 この日は銀行株の下げが目立った。BNPパリバ、サンタンデール銀行

、コメルツ銀行、クレディ・スイス、ドイツ銀行

HSBC、ソシエテ・ジェネラル、UBS、ウニクレディト

は1.7─9%安。

 9月の米雇用統計・非農業部門雇用者数は26万3000人減少し、市場予想の18万

人減よりも悪い内容となった。失業率は9.8%で市場予想と一致、1983年6月以来、

約26年ぶりの水準に悪化した。雇用者数の減少は21カ月連続。

 石油株も安い。トタル、BP、レプソル、スタトイルハイド

は1.1─1.5%下落。

 鉱山株ではBHPビリトン、リオ・ティント、ロンミン、エク

ストラータ、ベダンタ・リソーシズが1─3.6%安となった。

 <ユーロ圏債券> 上昇。予想以上に弱い米雇用統計を受けて米経済をめぐる懸念が強

まった。

 欧州株<.FTEU3>が軟調となるなか、予想以上の悪化を示す米雇用統計が重なり、長めの

独連邦債利回りは5カ月超ぶり水準に低下した。

 9月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数の減少幅が26万3000人と、市場予想の

18万人減を大きく上回った。

 独連邦債先物12月限は122.97と、限月高値をつけた。 

 1615GMT時点で、独連邦債は41ティック高の122.73。出来高も91万

7000枚と活発な取引だった。

 独連邦債10年物利回りは3.2ベーシスポイント(bp)低下し

3.116%。一時3.093%まで低下し、5カ月ぶり水準を更新した。

 独連邦債2年物利回りも1.8bp低下し1.208%。2・10年債の利

回り格差は前日からほぼ変わらずの191bp。

 弱い米経済指標を受けて米債券が独連邦債を若干アウトパフォーム。米10年債と独連

邦債10年物の利回り格差は2bp程度まで縮小し、7月半ば以来の水準となった。指標

発表前は3bpだった。ただ、利回り格差は終盤までに6bpまで拡大した。

 独連邦債以外の高利回りのユーロ圏債券が、おおむね独連邦債をアンダーパフォームし

た。欧州連合(EU)の新基本条約である「リスボン条約」批准の賛否を問う2回目の国

民投票がアイルランドで行われるなか、10年物アイルランド国債と独連邦債の利回り格

差は一時、10bp拡大し171bpとなった。

              [東京 3日 ロイター]

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