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再送:欧州市場サマリー(9日)

発行済 2009-10-12 14:08
EUR/JPY
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*この記事は10日に配信されたものです。

     1549GMT         8日

ユーロ/ドル   1.4722 1.4789

ドル/円   89.780 88.410

ユーロ/円   132.17 130.74

              9日終値     前営業日終値

株 FT100 5161.87(+7.23) 5154.64

  クセトラDAX     5711.88(‐4.66) 5716.54

金 現物午後値決め 1051.50 1045.00

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.135 (‐0.060)  0.424(0.413)

独連邦債2年物 1.380(1.275)

独連邦債10年物(12月限) 122.06 (‐0.81) 3.211(3.134)

独連邦債30年物   3.906(3.852)

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 <為替> ドルが全般的に上昇。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が前日、

景気の回復に伴い緩和的金融政策を解除していく必要があるとの見方を示したことがド

ルを支援した。

 一方、ドルはカナダドルに対して下落し、カナダドル/米ドルは1カ月ぶり高値をつけ

た。9月のカナダ雇用統計は、雇用者数が予想を大きく上回るとともに、失業率が

2008年7月以来初めて低下し、カナダドルを支援した。

 <株式> ロンドン株式市場は薄商いとなる中、続伸。エネルギー・医薬品株が小幅上

昇し、鉱山・銀行株の下げを相殺した。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は40ポイントと、極めて狭いレンジでの取引に終

始した。週足では約3.3%高。

 スプレデックスの株式トレーダー、サム・ライト氏は、新たな方向性に欠けたことが週

中にみられた勢いに歯止めをかけた、と指摘した。

 ドルが上昇したことで、金などの金属価格が下落。鉱山株も連れ安となった。

 ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ、アントファガスタ、ロンミ

、エクストラータは0.3─1.3%安。

 プラチナ大手のジョンソン・マッセイも2%安。

 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が前日、景気の回復に伴い緩和的金融政策

を解除していく必要があるとの見方を示したことが、ドルを支援した。

 銀行株も全般的に軟調。ロイズ・バンキング・グループ、ロイヤル・バンク・

オブ・スコットランド(RBS)、スタンダード・チャータードは0.

3─1.3%安。半面、HSBCは0.7%高、バークレイズは0.3

%高。

 携帯電話ボーダフォンも1.6%下落し、相場を圧迫。インドの携帯電話会社

間の価格競争をめぐる懸念が引き続き重しとなっている。

 原油が71ドル台で推移していることを手がかりに、エネルギー株の一角に買いが入っ

た。ロイヤル・ダッチ・シェル、BGグループ、ケアン・エナジー

は0.1─1.7%高。半面、BPやタロー・オイルは値下がりした。

 最近堅調な医薬品株も高い。アストラゼネカは0.4%高、グラクソ・スミス

クラインは0.7%高、シャイアは0.5%高。

 欧州株式市場は下落。テレフォニカをめぐる材料が嫌気され通信株が軟調とな

った。金属価格の下落で鉱山株も値下がりした。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は3.02ポイント(0.30%)安

の998.17。年初からは20%高、3月安値からは54%高。週間では3.6%高で

7月以来の好成績となった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は5.43ポイント(0.19%)安の

2882.18。

 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は8日、FRBの大規模な景気支援策は当

面継続しなければならないが、インフレを引き起こすおそれがあるため、支援策の永続は

できないと警告した。同発言も相場の圧迫要因になったという。

 コメルツ銀行のエコノミスト、ピーター・ディクソン氏は「バーナンキ議長の発言につ

いて、市場では米連邦準備理事会(FRB)が将来的な利上げに向けて体勢を整えつつあ

ると受け止められ、株売りにつながったようだが、若干大げさな反応だとおもわれる」と

述べた。

 通信株が軟調。7日ブラジルの通信会社GVTに総額65億レアル(約37

億ドル)での買収案を提示したスペインの通信大手テレフォニカはこの日、予想

を上回る配当と前向きな事業見通しを示したが、投資家からは実現性に疑問の声が挙がっ

た。同社株は0.2%安。

 政府・業界関係筋によると、メルケル独首相は、核エネルギー工場の使用期間延長をめ

ぐる決定について、2010年5月に予定されている選挙後まで先送りすることを望んで

いる。公益株ではエーオンとRWEがともに0.4%安。

 <ユーロ圏債券> 下落し、独連邦債10年物が1ポイント近く値を下げた。前日行わ

れた30年債入札がさえない結果となり、米国債の需要後退を懸念する見方が強まるなか、

米国債の下落を受けて欧州債券の売りが加速した。

 独連邦債先物が10月1日以来の水準に値を下げるなか、金利動向に左右されやすい独

連邦債2年物利回りが8月24日以来の水準に上昇。2・10年債利回りカーブはフラッ

ト化した。

 バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が8日、ある時点で金融政策を引き締める

必要があると発言したことも国債を圧迫。10年物の米債と独連邦債の利回り格差は前日

終盤の5ベーシスポイント(bp)から14bpに拡大した。

 RIAキャピタル・マーケッツ(エディンバラ)の債券ストラテジスト、ニック・スタ

メンコビッチ氏は「さえない米30年債入札と強気と読み取れるバーナンキ議長の発言は、

投資家が新たなロングポジションを組むことを明らかに妨げた」と述べた。

 1630GMT時点で、独連邦債先物12月限は81ティック安の

122.06。一時121.92まで値を下げた。

 独連邦債10年物利回りは6.1bp上昇し3.207%。同2年物

利回りは9.9bp上昇し1.372%だった。

 同30年物利回りは横ばいの3.906%。

 欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁はこの日、経済支援に向けた措置が物価安定の

脅威となった場合、ECBは同措置を解除するとの認識を示した。

 一部のストラテジストは、潤沢な流動性に支援され、ユーロ圏債券市場は引き続き全体

的に強気の地合いが続くとの楽観的な見方を示した。

 コメルツ銀のストラテジストは顧客向けノートで「現時点では、流動性支援

がすぐにも解消される可能性は各国中銀から示されていない」と述べた。

              [東京 10日 ロイター]

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