1256GMT 9日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
12日終値 前営業日終値
株 FT100 5210.17(+48.30) 5161.87
クセトラDAX 5783.23(+71.35) 5711.88
金 現物午後値決め 1058.75 1051.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.160 (+0.030) 0.415(0.424)
独連邦債2年物 1.341(1.380)
独連邦債10年物(12月限) 122.33 (+0.24) 3.181(3.211)
独連邦債30年物 3.900(3.906)
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<為替> ドルが対円で上昇。ショートカバーが入り、一時、2週間超ぶり高値をつけ
た。
米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの時期をめぐり、トレーダーの間で憶
測が広がった。ただ、一部投資家は慎重な姿勢を維持している。
<株式> ロンドン株式市場は続伸し、1年超ぶり高値で引けた。堅調な商品相場を背
景にエネルギー・鉱山株が上昇したほか、企業業績や世界経済をめぐり楽観的な見方が強
まった。
本格的な決算シーズンが始まるなか、蘭フィリップス
四半期決算で営業利益が市場予測を上回り、「カンフル剤」となって世界的に株価を支援
した。
FT100種総合株価指数<.FTSE>はリーマン・ブラザーズが破たんした前年9月以来の
高値となった。
ただ、コロンバス・デーの休日で米債券市場が休場となるなか、出来高は抑えられた。
原油価格の上昇に伴いエネルギー株が買われ、指数を押し上げた。BP
ル・ダッチ・シェル
金属価格もしっかりで推移し、鉱山株のフレスニロ
ーラシアン・ナチュラル・リソーシズ
タ
保険株も好調。オールド・ミューチュアル
値をつけた。アヴィヴァ
が0.5―2.3%値上がりした。
銀行株の一角も買い優勢となり、HSBC
タード(スタンチャート)銀行
ロイズ・バンキング・グループ
(159億ドル)超の増資計画に対し、引き受け機関として投資銀行6行の名前が挙がっ
ている、と関係筋が指摘した。
ディフェンシブの公益事業株が軟調だった。セントリカ
ナル・グリッド
欧州株式市場は上昇。企業決算シーズンが始まるなかオランダの総合電機フィリップス
・エレクトロニクス
理を押し上げた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.20ポイント(0.72%)高
の1005.37。終値ベースで9月23日以来の高値となった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は32.17ポイント(1.12%)高
の2914.35。
米株式市場は欧州市場の引けにかけて上昇したものの、米国がコロンバスデーの祝日の
ため主要経済指標の発表がなく、動意薄の展開となった。
フィリップスは7.7%急伸。コスト削減が奏功し、第3・四半期決算が市場予想を上
回った。
ハイテク株が堅調。ドイツのシーメンス
仏通信機器大手アルカテル・ルーセント
ルが投資判断を「セル」から「ホールド」に引き上げた。
医薬品株にも買いが入った。グラクソ・スミスクライン
た。
銀行株もおおむね堅調。バンコ・サンタンデール
BS
DJユーロSTOXX欧州銀行株指数<.SX7P>は3月初旬につけた安値からこれまでに
170%近く上昇している。
エネルギー株も高い。米原油先物
トタル
%高。
個別銘柄ではハイネケン
「ニュートラル」に引き下げた。
<ユーロ圏債券> 上昇。英国債の上げに追随した。英国債格付けに関するムーディー
ズのコメントのほか、英政策金利が2011年まで過去最低水準にとどまる可能性がある
とのニュースを受け、英国債への買いが膨らんだ。
独連邦債は英国債をアンダーパフォームした。ブラウン英首相が英中銀の量的緩和策に
対する支持を表明したことを受け、10年物の利回り格差は4カ月ぶりの水準となる20
ベーシスポイント(bp)に縮小した。
ムーディーズの有力アナリストがロイターに対し、英国債のトリプルA格付け見通しを
安定的で確認したことも英国債を支援した。
この日は欧州株式市場が約3週間ぶり高値をつける一方、独連邦債と英国債も上昇し
た。RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏
は「債券と株式市場は同じ方向に向かっている。債券・株式ともに各国中銀による非常に
緩和的な政策に支援されている。(金融)システムに潤沢な流動性があることを意味して
いる」と述べた。
1525GMT時点で、独連邦債先物12月限
122.30。一時121.76まで下げたが値を戻した。
英国債先物
オランダ中銀が経営不振に陥っていたDSB銀行を管理下に置いたとのニュースも債券
相場を支援した。
10年物のオランダ国債と独連邦債の利回り格差はほぼ変わらずの約31bp。
米債市場がコロンブスデーで休場だったほか、米・ユーロ圏の主要経済指標の発表もな
く、材料に欠ける展開となった。
独連邦債2年物
間ぶりの水準に上昇した。
同10年物
2・10年債の利回り格差は前営業日終盤から約3bp拡大し185bp。一時180
bpと、5月上旬以来の水準にフラット化した。
今週は、最大350億ユーロの入札が予定されている。週間の入札規模としては今年最
大となる可能性がある。
[東京 13日 ロイター]