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欧州市場サマリー(12日)

発行済 2009-10-13 04:24
EUR/JPY
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BP
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     1256GMT         9日

ユーロ/ドル   1.4761 1.4727

ドル/円   89.970 89.770

ユーロ/円   132.80 132.20

              12日終値     前営業日終値

株 FT100 5210.17(+48.30) 5161.87

  クセトラDAX     5783.23(+71.35) 5711.88

金 現物午後値決め 1058.75 1051.50

              先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.160 (+0.030)  0.415(0.424)

独連邦債2年物 1.341(1.380)

独連邦債10年物(12月限) 122.33 (+0.24) 3.181(3.211)

独連邦債30年物   3.900(3.906)

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 <為替> ドルが対円で上昇。ショートカバーが入り、一時、2週間超ぶり高値をつけ

た。

 米連邦準備理事会(FRB)による金融引き締めの時期をめぐり、トレーダーの間で憶

測が広がった。ただ、一部投資家は慎重な姿勢を維持している。

 <株式> ロンドン株式市場は続伸し、1年超ぶり高値で引けた。堅調な商品相場を背

景にエネルギー・鉱山株が上昇したほか、企業業績や世界経済をめぐり楽観的な見方が強

まった。

 本格的な決算シーズンが始まるなか、蘭フィリップスがこの日発表した第3・

四半期決算で営業利益が市場予測を上回り、「カンフル剤」となって世界的に株価を支援

した。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>はリーマン・ブラザーズが破たんした前年9月以来の

高値となった。

 ただ、コロンバス・デーの休日で米債券市場が休場となるなか、出来高は抑えられた。

 原油価格の上昇に伴いエネルギー株が買われ、指数を押し上げた。BP、ロイヤ

ル・ダッチ・シェル、BGグループが1―2.3%高。

 金属価格もしっかりで推移し、鉱山株のフレスニロ、カザキミス、ユ

ーラシアン・ナチュラル・リソーシズ、リオ・ティント、エクストラー

が1.5―2.2%上昇した。

 保険株も好調。オールド・ミューチュアルが4.6%高と、1年4カ月ぶり高

値をつけた。アヴィヴァ、プルーデンシャル、スタンダード・ライフ

が0.5―2.3%値上がりした。

 銀行株の一角も買い優勢となり、HSBCが0.2%、スタンダード・チャー

タード(スタンチャート)銀行が2%、それぞれ上昇した。

 ロイズ・バンキング・グループは2.5%安。同行の100億ポンド

(159億ドル)超の増資計画に対し、引き受け機関として投資銀行6行の名前が挙がっ

ている、と関係筋が指摘した。

 ディフェンシブの公益事業株が軟調だった。セントリカは0.4%安。ナショ

ナル・グリッドは0.3%安。

 欧州株式市場は上昇。企業決算シーズンが始まるなかオランダの総合電機フィリップス

・エレクトロニクスの第3・四半期決算が市場予想を上回り、投資家心

理を押し上げた。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は7.20ポイント(0.72%)高

の1005.37。終値ベースで9月23日以来の高値となった。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は32.17ポイント(1.12%)高

の2914.35。

 米株式市場は欧州市場の引けにかけて上昇したものの、米国がコロンバスデーの祝日の

ため主要経済指標の発表がなく、動意薄の展開となった。

 フィリップスは7.7%急伸。コスト削減が奏功し、第3・四半期決算が市場予想を上

回った。

 ハイテク株が堅調。ドイツのシーメンスが2.6%、フィンランドのノキア

が2.2%上昇した。

 仏通信機器大手アルカテル・ルーセントも5.1%高。ソシエテ・ジェネラ

ルが投資判断を「セル」から「ホールド」に引き上げた。

 医薬品株にも買いが入った。グラクソ・スミスクライン、ノバルティス

、ロシュ、サノフィ・アベティスが1.4―2.4%上昇し

た。

 銀行株もおおむね堅調。バンコ・サンタンデール、ドイツ銀行、U

BSが1.1―2.1%値を上げた。

 DJユーロSTOXX欧州銀行株指数<.SX7P>は3月初旬につけた安値からこれまでに

170%近く上昇している。

 エネルギー株も高い。米原油先物が2.5%上昇し1バレル=73ドルを超えた。

トタル、BP、ロイヤル・ダッチ・シェルが1.3―1.8

%高。

 個別銘柄ではハイネケンが3.3%安。UBSが投資判断を「バイ」から

「ニュートラル」に引き下げた。

 <ユーロ圏債券> 上昇。英国債の上げに追随した。英国債格付けに関するムーディー

ズのコメントのほか、英政策金利が2011年まで過去最低水準にとどまる可能性がある

とのニュースを受け、英国債への買いが膨らんだ。

 独連邦債は英国債をアンダーパフォームした。ブラウン英首相が英中銀の量的緩和策に

対する支持を表明したことを受け、10年物の利回り格差は4カ月ぶりの水準となる20

ベーシスポイント(bp)に縮小した。

 ムーディーズの有力アナリストがロイターに対し、英国債のトリプルA格付け見通しを

安定的で確認したことも英国債を支援した。

 この日は欧州株式市場が約3週間ぶり高値をつける一方、独連邦債と英国債も上昇し

た。RIAキャピタル・マーケッツの債券ストラテジスト、ニック・スタメンコビッチ氏

は「債券と株式市場は同じ方向に向かっている。債券・株式ともに各国中銀による非常に

緩和的な政策に支援されている。(金融)システムに潤沢な流動性があることを意味して

いる」と述べた。

 1525GMT時点で、独連邦債先物12月限は21ティック高の

122.30。一時121.76まで下げたが値を戻した。

 英国債先物は72ティック高の120.57だった。

 オランダ中銀が経営不振に陥っていたDSB銀行を管理下に置いたとのニュースも債券

相場を支援した。

 10年物のオランダ国債と独連邦債の利回り格差はほぼ変わらずの約31bp。

 米債市場がコロンブスデーで休場だったほか、米・ユーロ圏の主要経済指標の発表もな

く、材料に欠ける展開となった。

 独連邦債2年物利回りは約4bp低下し1.336%。一時1.4%と7週

間ぶりの水準に上昇した。

 同10年物利回りは2bp低下し3.182%だった。

 2・10年債の利回り格差は前営業日終盤から約3bp拡大し185bp。一時180

bpと、5月上旬以来の水準にフラット化した。

 今週は、最大350億ユーロの入札が予定されている。週間の入札規模としては今年最

大となる可能性がある。

              [東京 13日 ロイター]

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