1322GMT 12日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
13日終値 前営業日終値
株 FT100 5154.15(‐56.02) 5210.17
クセトラDAX 5714.31(‐68.92) 5783.23
金 現物午後値決め 1057.50 1058.75
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.160 (+0.030) 0.415(0.424)
独連邦債2年物 1.341(1.380)
独連邦債10年物(12月限) 122.33 (+0.24) 3.181(3.211)
独連邦債30年物 3.900(3.906)
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<為替> ドルが通貨バスケット<.DXY>に対して14カ月ぶり安値をつけた。米金利動
向をめぐる憶測が広がっているほか、米政府が実際に強いドルを望んでいるか見方を改め
る動きが見られる。
一方、米国以外の国での景気回復期待を背景に豪ドル
た資源通貨が買われ、両通貨は対米ドルで14カ月ぶり高値をつけた。
<株式> ロンドン株式市場は反落。ディフェンシブ株が上昇したが、軟調な銀行株が
圧迫した。さえない企業決算を受け米株市場が下落したことも、センチメントを悪化させ
た。
FT100種総合株価指数<.FTSE>は前日、1年超ぶりに5200台に乗せた。
米ジョンソン・アンド・ジョンソン(J&J)
米市場では失望感が広がった。13日の米市場引け後に発表されるインテル
算が注目されている。
ブルーイン・ドルフィンの首席ストラテジスト、マイク・レノフ氏は「FT100指数
は米市場に追従した。今回の決算は重要なものとなる。市場は企業の利益だけでなく、景
気回復が持続可能かどうかを見極める上で売り上げにも注目している」と述べた。
米著名銀行アナリストのメレディス・ホイットニー氏がゴールドマン・サックス
の投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げたことがロンドン市場で銀行株の
売りを誘った。
バークレイズ
オブ・スコットランド
%安。
HSBC
期純利益が予想を下回ったことを嫌気した。
米JPモルガン・チェース
バンク・オブ・アメリカ
ディフェンシブ株への需要が高まり、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ
1.2%、インペリアル・タバコ
酒類大手ディアジオ
市場は、5年ぶりの低い伸びとなった9月の英消費者物価指数(CPI)を消化した。
英国立統計局がこの日発表した9月のCPIは前年同月比1.1%上昇と、事前予想を下
回り2004年9月以来5年ぶりの低い伸びとなった。ロイターがまとめたエコノミスト
予想は前年比1.3%上昇だった。同指標を受け、英中銀が金融政策による刺激の規模を
拡大する可能性があるとの見方が強まった。
ビーン英中銀副総裁は、同国経済が恐らく底を打ったもようで、年初に予想された最悪
の懸念が現実化する可能性は低い、との認識を示した。
欧州株式市場は反落。金融・医薬品株を中心に値を下げた。米ジョンソン・エンド
・ジョンソン(J&J)
した。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は9.95ポイント(0.99%)安
の995.42。 取引レンジは993.02―1006.16と荒い値動きとなった。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は35.29ポイント(1.21%)安
の2879.06。
金融株の下げがきつかった。スタンダード・チャータード(スタンチャート)銀行
ネラル
米医薬品・健康関連用品大手J&Jの第3・四半期は、利益が予想を上回る一方、売上
高は予想を下回った。処方薬などの売り上げ低迷が響いた。
投資家は今後発表される金融機関の決算に対し、慎重な姿勢を維持している。
キャピタル・スプレッズの営業部門責任者アンガス・キャンベル氏は、JPモルガン
銀行株の上昇が抑えられたようだ」と語った。
米銀行アナリストのメレディス・ホイットニー氏は、ゴールドマン・サックス・グルー
プ
医薬品株も軟調だった。アストラぜネカ
メルク
エネルギー株も売り優勢となり、BP
Gグループ
トイル・ハイドロ
<ユーロ圏債券> 指標となる独連邦債が全般的に上昇。ユーロ高を背景に短期債が長
期債をアウトパフォームした。
ユーロ/ドル
来の高値をつけた。投資家が米金利見通しに焦点をあて、米政府の強いドル政策を見極め
ようとするなかでドルは下落し、ユーロを押し上げた。
強いユーロは輸出部門の成長を押さえる可能性があるため、欧州中央銀行(ECB)に
とっては緩和政策の解消を検討することが一段と難しくなる。
1524GMT時点で、独連邦債2年物
(bp)低下し1.303%。同10年物
3.163%。このような動きから、2・10年物の利回り格差は2bp程度拡大し、
186bpとなった。
独連邦債先物12月限は122.55。前営業日の清算値から25ティック上昇した。
14日に大規模入札を控え、独連邦債がイタリアなどのユーロ圏債券をアウトパフォー
ムした。イタリアは総額で最大80億ユーロの5・15・30年債入札を、ドイツは40
億ユーロの2年債入札を行う予定となっている。
この日は、オランダが18億4000万ユーロの5年債入札(リオープン)を実施した。
10年物オランダ国債と独連邦債の利回り格差
て34bpと、1週間半ぶり水準となった。
同イタリア国債
80bpとなった。
[東京 14日 ロイター]