1308GMT 13日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
14日終値 前営業日終値
株 FT100 5256.10(+101.95) 5154.15
クセトラDAX 5854.14(+139.83) 5714.31
金 現物午後値決め 1059.50 1057.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.165 (‐0.010) 0.430(0.400)
独連邦債2年物 1.358(1.306)
独連邦債10年物(12月限) 121.88 (‐0.67) 3.233(3.159)
独連邦債30年物 3.984(3.920)
--------------------------------------------------------------------------------
<為替> ドルがユーロや通貨バスケット<.DXY>に対して14カ月ぶり安値をつけた。
朝方発表されたJPモルガン・チェース
ティ)高を背景に世界経済の回復に対する期待が強まった。
米小売売上高の影響は限定的となっている。
<株式> ロンドン株式市場は反発し、1年超ぶり高値で引けた。米JPモルガン・チ
ェース
CMCマーケッツの株式部門主任ジミー・イエーツ氏は「楽観的な見方が広がり企業決
算が予想を上回る中、残りの企業決算も堅調な内容となれば、FT100種総合は第3四
半期決算シーズン終了までに5400─5450を試すと予想する」と述べた。
JPモルガンがこの日発表した第3・四半期決算は大幅増益となり、市場予想を上回っ
た。クレジットカードなど消費者ローン関連で損失が拡大する一方、株式引受業務と債券
トレーディング収入が大きく増加した。
前日発表されたインテルの第3・四半期(2009年7─9月)決算は減収減益となっ
たものの、アナリスト予想を上回った。第4・四半期(09年10─12月)についても、
パソコン(PC)需要の回復を背景にアナリスト予想を上回る見通しを示した。
JPモルガンの好決算を受け、週内に発表される他の米銀の決算への期待が高まり、銀
行株への買いが膨らんだ。今週はシティグループ
バンク・オブ・アメリカ
バークレイズ
しかし、英銀を含め欧州銀行株は1年前の水準に比べて6%安と、他のセクターの株価
の回復に比べ遅れを取っている。
ドル安や需要見通しの改善を背景に金属価格が上昇する中、鉱山株も連れ高となった。
リオ・ティント
エクストラータ
ス
原油先物
ヤル・ダッチ・シェル
ケアン・エナジー
金として16億ドルのローンを確保したことを明らかにした。
英・米指標は相場を支えた。9月米小売売上高は前月比減少したものの、予想ほどの減
少にはならなかった。
9月の英失業保険申請件数は約1─1年半ぶりの小幅な伸びにとどまった。
欧州株式市場は反発し、終値ベースでは1年超ぶり高値をつけた。米JPモルガン・チ
ェース
買いが膨らんだ。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は20.82ポイント(2.09%)
高の1016.24。一時、1017.75に上昇した。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は71.76ポイント(2.49%)高
の2950.82。
米企業決算では、前日発表された半導体大手インテル
9年7─9月)決算は減収減益となったものの、アナリスト予想を上回ったほか、第4・
四半期(09年10─12月)についても、パソコン(PC)需要の回復を背景にアナリ
スト予想を上回る見通しを示した。これを受け、クリスマス・年末までにハイテクセクタ
ーが回復するとの期待が広がった。
JPモルガンの第3・四半期決算が大幅増益となり、市場予想を上回ったことも、相場
押し上げにつながった。
銀行株ではHSBC
S
原油先物
銅
リオ・ティントは5.3%高。アングロ・アメリカン
エクストラータ
指標では、9月の米小売売上高が前月比で減少したものの、自動車を除くベースでは2
カ月連続で増加し、好材料となった。
<ユーロ圏債券> 下落。堅調な企業決算を受けて株価が急伸し安全資産とされる債券
への需要が低下した。イタリアの国債入札が低調に終わったことも債券相場の圧迫要因と
なった。
米JPモルガン
への楽観的な見方が強まった。MSCIワールド株価指数<.MIWD00000PUS>は1年ぶり水
準に上昇。FTSEユーロファースト300種指数の終値<.FTEU3>は2%高となったほか、
米株価の主要3指数も欧州市場の引けまでに前日比1%超上昇した。
9月の自動車を除いた米小売売上高が2カ月連続で増加したことも株価を支援した。
金融市場に対する楽観的な見方がユーロを押し上げ、ユーロ/ドル
ぶり高値をつけた。
この日はドイツが40億ユーロの2年債、イタリアが総額65億ユーロの5・15・
30年債、ポルトガルが7億5000万ユーロの30年債入札を実施した。ユーロが上昇
するなか、ドイツ連邦債2年物入札への需要が膨らんだ。
一方、イタリア国債入札は連邦債入札に押され、低調な結果となった。
ポルトガル国債入札は応札倍率が3.4倍と健全な内容だった。
独連邦債先物12月限
試した。一時12日の安値である121.76を試したものの、下抜けるには至らなかっ
た。
独連邦債2年物
同10年物
独連邦債30年物
まで上昇した。
イタリアの固定利付債(BTP)10年物
bpと、前日の75bpから拡大。ポルトガル国債10年物
回り格差は65bp付近で前日比ほぼ横ばいとなった。
15日には、フランスとスペインが総額約150億ユーロの国債入札を行う。
[東京 15日 ロイター]