1402GMT 20日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
21日終値 前営業日終値
株 FT100 5257.85(+14.45) 5243.40
クセトラDAX 5833.49(+21.72) 5811.77
金 現物午後値決め 1053.75 1061.75
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.170 (+0.010) 0.422(0.445)
独連邦債2年物 1.414(1.378)
独連邦債10年物(12月限) 121.10 (‐0.72) 3.321(3.231)
独連邦債30年物 4.084(3.982)
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<為替> ドルが対ポンドで1カ月ぶり安値をつけた。イングランド銀行(英中央銀行)
は10月7─8日の金融政策委員会議事録を発表し、資産買い入れプログラムの規模維持
を全員一致で決定したことを明らかにした。
また、米金利が当面低水準にとどまりドルを圧迫するとの見方から、ユーロ/ドルは一
時、14カ月ぶりに1.50ドルを上抜けた。
<株式> ロンドン株式市場は反発。予想を上回る米モルガン・スタンレー
ェルズ・ファーゴ
FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時、5174.48に下落する場面もあった。
前日発表された米ネット検索大手ヤフー
倍超に増加し、市場予想を上回ったことも材料視されたという。
モルガン・スタンレーとウェルズ・ファーゴの決算を手掛かりにセンチメントが上向く
なか、銀行株への買いが膨らんだ。
ただ、キング英中銀総裁が抜本的な銀行改革が必要との見方を示したことを受け、銀行
株は一時下落していた。ドイツ銀行
好決算に比べ見劣りしたことも圧迫した。
HSBC
ド・チャータード
食品小売株も高い。テスコ
ノムラのアナリストは同銘柄の目標株価を引き上げた。
一方、リスク選好の動きが高まるなか、ディフェンシブ銘柄の医薬品株は売られた。グ
ラクソ・スミスクライン
個別銘柄ではロンドン証券取引所
リューエーション上の理由から、投資判断を「ニュートラル」に引き下げ、欧州「コンビ
クション・バイ」リストから除外したことを嫌気した。
欧州株式市場は反発。原油価格の上昇を受けて石油株が買われた。予想を上回る米企業
決算も支援材料となった。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.59ポイント(0.45%)高
の1025.88。2008年10月3日以来の高値近くで引けた。3月9日につけた過
去最安値からは約59%上昇している。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は11.75ポイント(0.40%)高
の2936.83。
ウニクレディトのストラテジスト、タンモ・グリートフェルド氏は「経済指標の大幅改
善が第3・四半期決算にも表れているというのが大方の見方だ。株式市場の基本的要因に
変化は見られず、そろそろ小休止があってもいいが、上向きの勢いは続くだろう」と述べ
た。
米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)が発表した週間石油在庫統計で、原油在庫
が予想よりも小幅な増加にとどまった後、原油価格は80ドル台に乗せ、1年ぶり高値を
つけた。ユーロ/ドル
った。
石油株では、ENI
プソル
米モルガン・スタンレー
セールス・トレーディング収入が好調だったほか、投資銀行部門の引受業務が改善した。
米ヤフー
た。
銀行株は終盤にかけて上昇。ナティクシス
スが目標株価を4.2ユーロから5.7ユーロに引き上げた。投資判断は「アウトパフォ
ーム」を維持した。
バンコ・サンタンデール
値上がりした。
<ユーロ圏債券> 国債利回りが上昇。この日明らかとなった10月の英中銀政策委員
会議事録で、資産購入プログラム拡大に関する指摘がみられず、英国債の下落につられる
格好となった。
欧米の株式相場が値上がりしたことも国債相場を圧迫。独連邦債先物は下落し約4週間
ぶり安値に迫り、10年債利回りも約4週間ぶりの水準に上昇した。
議事録によると、資産買い入れプログラムの規模を1750億ポンドに維持する決定は
9対0の全員一致だった。
カリヨンの金利ストラテジスト、デービッド・キーブル氏は「量的緩和解除は世界的な
テーマだが、今回の英中銀政策委議事録は、量的緩和解除が実際にあり得る可能性を示唆
している」と述べた。
独連邦債先物12月限
下落した。
あるトレーダーは「節目となる121.00を割り込んだことで、一定のストップが巻
き込まれ、ロングにしていた投資家にとっては都合がよくなかった」と述べた。
独連邦債10年物
3.313%。独連邦債2年物
2・10年債の利回り格差は4bp拡大し190bpとなった。
[東京 22日 ロイター]