🐦 早起き鳥は 有望株を割安で見つけることができます。最大55%引きでInvestingProをブラックフライデーに手に入れましょう特別セールを請求する

欧米為替見通し:ドル・円は上値の重い展開か、北朝鮮問題など懸念材料が重しに

発行済 2017-05-15 17:20
更新済 2017-05-15 17:33
欧米為替見通し:ドル・円は上値の重い展開か、北朝鮮問題など懸念材料が重しに
今日の欧米外為市場では、ドル・円は上値の重い展開を予想する。
米連邦準備制度理事会(FRB)の6月利上げ観測を背景としたドル買い地合いは継続する見通し。
ただ、北朝鮮の弾道ミサイル発射や大規模なサイバー攻撃への警戒から、積極的には動きづらい展開となりそうだ。


12日に発表された米経済指標のうち、4月の小売売上高や消費者物価指数(CPI)の予想下振れを手がかりに、ドル買いはいったん後退。
FRBは、4月28日に発表された1-3月期国内総生産(GDP)の伸び鈍化を念頭に、米国経済の減速は「一時的」としたものの、そうした見解にやや疑念が広がったようだ。
ただし、6月利上げ観測を弱めるほどのインパクトはなく、利上げ継続への思惑が目先もドルを下支えする見通し。
今晩発表の5月NY連銀製造業景気指数(21時半)や5月NAHB住宅市場指数(23時)が低調でなければ、ドル買いに振れやすく、欧米市場でドルのショート・カバーが強まる可能性も指摘される。


一方、北朝鮮が14日に弾道ミサイル1発を発射した問題で、地政学リスクが意識される。
日本と米国、韓国の3カ国は国連の安全保障理事会に緊急会合の開催を要請。
トランプ政権は当初、北朝鮮に対し圧力を強化する姿勢を示し、現在は対話重視の中国やロシアと歩調を合わせる公算だが、17日未明の会合を前に米国のスタンスを見極めたいとのムードが広がれば、積極的なドル買いは手控えられる見通し。
また、世界各地で大規模なサイバー攻撃が相次いでいることも懸念される。
大手企業などに被害が広がれば、業績悪化を警戒した株売りでリスク回避的な円買いに振れやすく、ドルの重石となるだろう。

(吉池 威)

【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・5月NY連銀製造業景気指数(予想:7.3、4月:5.2)
・23:00 米・5月NAHB住宅市場指数(予想:68、4月:68)
・05:00 米・3月対米証券投資(2月:ネット長期有価証券+534億ドル)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます