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再送:欧州市場サマリー(23日)

発行済 2009-10-24 03:56
EUR/JPY
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*24日に送信した記事を再送します。

     1511GMT        22日

ユーロ/ドル   1.5015       1.5022

ドル/円    91.900       91.390

ユーロ/円   137.99      137.26

              23日終値     前営業日終値

株 FT100 5242.57(+35.21) 5207.36

  クセトラDAX     5740.25(‐22.68) 5762.93

金 現物午後値決め 1061.75 1053.00

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.195 (+0.005)  0.420(0.418)

独連邦債2年物 1.397(1.386)

独連邦債10年物(12月限) 120.85 (‐0.34) 3.352(3.306)

独連邦債30年物   4.105(4.056)

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 <為替> ドルとユーロが対ポンドで急上昇。第3・四半期の英国内総生産(GDP)

伸び率が前期比マイナス0.4%と、6四半期連続でマイナスとなり過去最長の景気後退と

なったことから、プラス成長を期待していた向きに冷や水を浴びせる格好となった。

 <株式> ロンドン株式市場は反発。企業決算などを手がかりに買いが優勢となり、鉱

山株や金融株などが値上がりした。この日発表された第3・四半期の英国内総生産

(GDP)は予想外のマイナス成長となったものの、株式相場への影響は限定的だった。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は一時、5299.57と1年1カ月ぶり高値をつ

けた。

 ハーグリーブズ・ランズダウンのアナリスト、キース・バウマン氏は「GDPの数字は

残念な内容だったが、市場関係者の間では、中銀が量的緩和を延長する、より良い機会に

なると受け止められたようだ」と語った。

 第3・四半期の英実質国内総生産(GDP)伸び率は、季節調整済みで前期比マイナス

0.4%、前年比マイナス5.2%となった。前期比では予想外にマイナスを記録、6四

半期連続と、英国で統計をとり始めて以来最長のリセッション(景気後退)となった。

 こうしたなか、企業決算では米マイクロソフトの第1・四半期(7─9月)決

算が減収減益となったものの、市場予想は上回った。パソコン(PC)市場安定化の兆し

が示されたほか、基本ソフト(OS)のウィンドウズや家庭用ゲーム機「Xbox」の売

上高が予想を大きく上回った。

 また、この日発表された9月の米中古住宅販売は予想を上回り、2年超ぶり高水準とな

った。

 銀行株では、HSBCが1.2%上昇。スタンダード・チャータード

バークレイズ、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)

は0.7─3.5%高。

 ロイズ・バンキング・グループは1.5%高。関係筋はロイターに対し、保険

リーガル&ゼネラルの不動産部門が、ロイズの不良資産の取得に向けて協議して

おり、まとまればロイズに数100万ポンドがもたらされる可能性がある、と明らかにし

た。

 鉱山株では、アングロ・アメリカン、カザキミス、エクストラータ

、ベダンタ・リソーシズが3.2─4.2%高。

 

 <欧州株式市場> 続落。景気回復をめぐる懸念から原油価格が下落し、石油株が売ら

れた。医薬品株も安い。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は5.84ポイント(0.58%)安

の1008.88。一時1027.89まで上昇した。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は16.11ポイント(0.56%)安

の2886.08。

 BGCパートナーズのストラテジスト、ハワード・ウィールドン氏は「好悪両方のニュ

ースが入り混じる興味深い週だった。市場は強い上昇基調を取り戻しており、利食い売り

が出たと考える」と述べた。

 米原油価格は0.6%安。石油株は連れ安となり、当初の値を消した。ガルプ・

エナジア、ペトロプラス、ロイヤル・ダッチ・ シェル、ト

タルが0.4―1.6%値を下げた。

 医薬品株の下げが目立った。アイルランドの医薬品大手エランが20%急落。

23件の死亡事例を受け、欧州当局が多発性硬化症治療薬「タイサブリ」に対する調査を

開始した。

 半面、銀行株は堅調。HSBC、BNPパリバ、スタンダード・チ

ャータード、ソシエテ・ジェネラルが1.2―2.2%上昇した。 

 <ユーロ圏債券> 下落。独連邦債10年物利回りは1カ月ぶりの水準に上昇した。堅

調な経済指標を受けてユーロ圏経済の持続的回復に対する期待が高まった。

 一方、第3・四半期の英実質国内総生産(GDP)伸び率が予想外に前期比でマイナス

を記録したことを背景に、英国債は下値が限られた。GDP発表を受けてイングランド銀

行(英中銀)が資産購入プログラムを拡大するとの見方から英国債が選好され、10年物

の英国債と独連邦債の利回り格差は前日終盤の41ベーシスポイント(bp)から32b

pに縮小した。

 9月の米中古住宅販売が2年超ぶりの水準に増加したことや、米連邦準備理事会

(FRB)が長期間低金利に据え置く方針について、連邦公開市場委員会(FOMC)声

明の表現の見直しを検討しているとのフィナンシャル・タイムズ紙のニュースが、米国債

を押し下げた。

 マークイットがまとめた10月のユーロ圏購買担当者景気指数(PMI)速報値は、

サービス部門PMIが2008年2月以来の高水準となった。製造業PMIも1年半

ぶりの高水準となった。

 1520GMT時点で、独連邦債先物12月限は35ティック安の

120.84。独連邦債10年物利回りは4bp上昇し3.352%となった。

一時3.362%まで上昇し4週間ぶり水準となった。

 金利動向に左右されやすい同2年物利回りは1bp上昇し1.404%。一

時1.448%まで上昇した。

 2・10年債の利回り格差は前日終盤の192bpから195bpに拡大した。

 来週には独連邦債とイタリア国債を中心に最大165億ユーロ規模の入札が予定されて

おり、投資家の関心が集まっている。アナリストからは、市場の潤沢な資金を理由に入札

は無難に消化されるとの声が聞かれている。

 10年物のギリシャ国債と独連邦債の利回り格差は138bpに拡大した。フィッチ・

レーティングスが前日、ギリシャのソブリン格付けを「Aマイナス」に1ノッチ引き下げ

たことが背景。

            [東京 24日 ロイター]

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